YouTubeが、大学関連の動画をまとめた「YouTube EDU」を公開

大学の動画活用事例を地味に紹介し続ける、マイスターです。

■動画を活用する大学の事例 エントリー一覧

学生・教職員による大学紹介ムービーや、イベントの映像レポートなど、大学は様々な形で動画を活用しています。

わりとよく再生されているのは、講義の映像でしょうか。
多くの方々が、「あの大学の講義はどんな感じなのかな」といった好奇心とともに、アクセスをしているのかなと想像します。
でも、どんな宣伝よりも、教育の中身そのものを見せることが、一般の方々にわかりやすく大学の魅力を伝える方法かもしれません。

MITが始め、現在では日本の大学も参入している「オープンコースウェア(Open Cource Ware)」の取り組みもありますし、「iTunes U」などのプラットフォームも整備されています。
インターネットを使い、誰でも無料で大学の授業を視聴でき、かつ、iPodに入れて持ち歩くことも可能な時代。つくづく、良い時代になりました。

さて、今日は大学の動画活用に関する、こんなニュースをご紹介します。

【今日の大学関連ニュース】
■「YouTubeが多数の機能追加、大学の講義を集めた「YouTube EDU」も」(INTERNET Watch)

米YouTubeは26日、いくつかの新機能を追加したことを発表した。
(略)新たな試みとしては、大学の講義など教育的内容の動画を集めたハブサイト「YouTube EDU」が、YouTube社員のボランティアプロジェクトとして発足した。ここでは、YouTubeに講義の動画などをアップロードしている大学のディレクトリが見られるほか、人気のある講義動画を探すことができる。
(上記記事より)

先日、YouTubeが発表した新機能の中に、大学の講義などの動画を集めたサイトの話題がありました。

その名も、「YouTube EDU」。

なんだか、「iTunes U」を彷彿とさせるタイトルですが、コンセプトも似ています。
以下が、YouTube公式ブログによる説明文。

■「Release Notes: 3/26/2009」(YouTube Blog – 日本)

Do You EDU? Educational Hub Launches: Using YouTube as a vehicle to democratize learning is one of the coolest, unintended outcomes of its existence. YouTube EDU is a volunteer project sparked by a group of employees who wanted to find a better way to collect and highlight all the great educational content being uploaded to YouTube by colleges and universities. We’ll feature some of these videos on the home page on Friday and elaborate further in a separate post on that day.
(上記記事より)

そして以下が、その「YouTube EDU」です。

■「YouTube EDU」(YouTube)

これまで本ブログでもご紹介してきたとおり現在では、YouTubeに公式チャンネルを開設し、講義映像などをアップしている大学は珍しくありません。
MITやUC Berkeley、Carnegie Mellon Universityといった、超がつく名門大学が、こぞって講義の映像を配信しています。
その中には、何百万回という再生回数を誇る映像も。

(過去の関連記事)
■動画投稿サイトで大学をPR(2):YouTubeで公式チャンネルを開設している海外の大学

そうした「大学発」の映像をまとめたのが、「YouTube EDU」です。

上記のリンクにアクセスをすると、「再生回数の多い動画」の画面が出てきます。
大学に関係なく、再生回数の順番に登録動画が並びます。

3/29現在、最も再生回数が多いとされているのは↓こちら。

HIV/AIDS may be prevented by new lubricant

University of Minnesota によるムービーです。
講義ではありませんが、なるほど確かに、多くの方々の関心を集めそうなトピックです。

ただ、こちらでも3万回程度しか再生されておらず、意外に少ない感じ。
以前の記事でご紹介した動画の数々は、もっとたくさん再生されていましたので、限られたいくつかの動画だけが、この対象なのかもしれません。
どうなのでしょうか。

■「YouTube EDU:Directory」(YouTube)

↑こちらの「Directory」では、参加大学のリストが表示されており、クリックするとそれぞれの公式チャンネルに飛びます。
これは、大学関係の映像を探すのに便利。大学の動画を集めているブロガー、だけではなく、一般の方々の興味も惹きそうです。

ただ、残念ながら日本の大学はリストされていない様子。
ゆくゆくは日本を始め、様々な国の大学が並ぶのか、それともこのままなのか、どちらでしょう。
日本の大学による動画の数々が、再生回数順に並んだりすると、なかなかエキサイティングだと思うのですが。

ボランティアプロジェクトとして動き出したばかりですから、表示にわかりにくい部分があったりもします。
ただ、色々と便利に活用できそうなサービスです。

例えば、大学の広報を比較したりするのに使えそう。
参加大学も、今後さらに増えていくのでしょうし、何かと業界関係者がチェックするサイトになるかもしれません。

他にも類似の仕組みやサービスは既にいくつかありますが、「YouTube」が行うことのインパクトは、それなりにありそうです。

以上、マイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。