ニュースクリップ[-2/15] 「『漢検』の不透明会計に困惑の声 県内の学校関係者にも波紋」ほか

マイスターです。

さて、日曜日になりましたので、今週も一週間の教育ニュースの中から、いくつかを選んでご紹介します。

【運営体制以外にも疑惑が?】
■「『漢検』の不透明会計に困惑の声 県内の学校関係者にも波紋」(中日新聞)

「漢検」をめぐる不透明な会計問題は、全国の学校関係者にも波紋を広げている。学力向上や受験対策の一環で集団受験する中学や、入試の判断材料に取得資格を活用してきた高校、大学が多く、漢検の権威が揺らげば新たな対応を迫られるからだ。
(上記記事より)

今週は、財団法人・日本漢字能力検定協会のニュースが大きな話題になりました。
運営体制の怪しさと、試験の内容に関する信用は別問題と思います。

が、調査の過程で

協会のホームページで推薦入試に活用する大学の一つと紹介されていた静岡産業大経営学部(磐田市)は、「漢検を推薦条件にしたことはなく、過去に書き込んできた受験生もない」と驚いた様子。取材を通して、初めて掲載の事実を知ったといい「経緯を調べたい」と話した。
(上記記事より)

……なんて報道も出てきていたりします。
こうした検定は、「入試に採り入れている大学や高校の数」を背景に成長してきた部分が小さくありませんので、このあたりはちょっと気になります。

【あまりにも医師が足りなくて……。】
■「関西医科大学が付属男山病院を経営譲渡 深刻医師不足」(MSN産経ニュース)

大阪府守口市の学校法人関西医科大学(塚原勇理事長)が、大阪、京都両府で経営する3病院のうち、京都府八幡市の付属男山病院を閉院し、医療法人に経営譲渡することを検討していることが12日、わかった。医師不足が深刻化していることが背景にあり、男山病院のスタッフを大阪府内の他の病院に振り向ける。文部科学省は「系列病院を経営譲渡して、医師不足を補うケースは珍しい」としている。
(略)同大学は「全国的な大学病院の医師不足は当校にとっても例外ではない。付属病院を大阪府内に集中させ、効果的に人員を配置する病院再編の一環」と説明している。

(上記記事より)

医師不足で大学病院は大変と聞きますが、こんな「解決策」に乗り出した大学が。
ただ、これまで働いていたスタッフを引き揚げてしまうわけですから、病院の経営権を譲渡された人が、今度はスタッフ集めに苦労しそう。
果たして、病院は存続できるのでしょうか。

【他に差をつける作戦。】
■「新幹線内で関学大PR」(読売オンライン)

関西学院大(西宮市)が、新幹線の電光掲示板への文字広告を掲載している。大学では珍しい試みといい、知名度が低いとされる関東地方のビジネスマンらをターゲットに、セールスポイントをPRするのが狙い。少子化時代で大学間競争が過熱する中、大学を売り込むための新たな取り組みが、関係者の注目を集めそうだ。
電光掲示板は車両前方のドア上部に設置。広告は昨年10月から、今月までの偶数月に、N700系ののぞみの新大阪―東京間で、1本につき6回流れている。10月は大学名の後にあえて「兵庫県」と記した上で、新設される教育学部をPR。12月はスクールモットーの「マスタリー・フォア・サービス」「国際社会に貢献できる人材育成」をアピール。今月は、新年度から幼稚園のある聖和大と合併することから「今春、幼稚園から大学院までの総合学園に」と強調している。
(上記記事より)

交通機関に関わる広告媒体の中でも、特殊な位置づけなのが、飛行機や新幹線の機内誌。
忙しく各地を飛び回りながら活躍する、購買力の高いビジネスパーソンなどが目にする確率が高いとされており、「ちょっと高級&上質な物」や、「ちょっと高級で役立ちそうな物」などの広告がずらっと並んでいるのが特徴です。

そんなわけで、飛行機の機内誌で広報活動を転回している大学は以前からちらほら見かけたのですが、今度は新幹線の電光掲示板にも進出する大学が現れました。

入学者に占める出身地別の割合が、近畿の約7割に対し、東海や関東は少なく、これらの地方の人にもっと大学を知ってもらおうと、ビジネスマンが目にする機会が多い電光掲示板に着目した。64字以内という制約があり、関学のイメージを表すのに適した言葉を練り上げたという。
(上記記事より)

この戦略には、確かに適しているかもしれません。

【大引っ越し作戦。】
■「九大キャンパス引っ越し、六本松88年の歴史に幕」(読売オンライン)

九州大は10日、福岡市中央区の六本松キャンパス(9ヘクタール)から、同市西区と周辺市町にまたがる伊都キャンパス(275ヘクタール)に引っ越しを始めた。1921年に旧制福岡高としてスタートし、49年に九州大となって主に1、2年生が学んできた六本松キャンパスは3月末、88年の歴史に幕を閉じる。
(略)3月末までに六本松から伊都キャンパスに移る学生、教職員は約5600人。研究室ごとに移転する。完了すれば伊都キャンパスで講義や研究を行う学生、教職員は計1万800人になる。
(上記記事より)

キャンパス移転の話題を最近よく耳にしますが、一口に移転といっても、実際には大仕事。
すべての研究室の備品を運び出すだけで、相当な労力がかかりそうです。

図書館の蔵書や、各種の研究設備などなど、大きな大学が引っ越しするのはなかなか大変です。

【これも伝統?】
■「失敗!鉄橋に『ビートル』ぶら下げ学生5人逮捕」(スポニチ)

カナダ・バンクーバーで、地元大学の工学部の学生らが夜間、鉄橋にフォルクスワーゲン「ビートル」をぶら下げる悪ふざけを試みたが失敗、5人が逮捕された。
車をぶら下げるいたずらは大学の毎年の“伝統行事”。しかし今回はしくじり、ビートルはバンクーバー湾に落下した。
(上記記事より)

どんな恒例行事だ、という突っ込みが聞こえてきそうです。

以上、今週のニュースクリップでした。

今週も一週間、本ブログを読んでくださいまして、ありがとうございました。
来週も、お互いがんばりましょう。

マイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。