大学生 様々な夏休みの過ごし方

マイスターです。

■「夏休み 高校生・受験生向けに大学図書館を開放」
■「夏休みの自由研究にも役立つ? 大学の理科・科学教室イベント」

夏休み。高校生や小・中学生のためのイベントに大学は力を入れています。

その一方で、大学生達ももちろん、長期休み中にしかできない経験を積んでいると思います。

最近ですと、インターンシップが流行中のようです。
リクナビによれば、2007年は12万人がインターンに参加。3年生の夏に2週間というケースが多く、インターンシップの単位を認定している大学も全体の72.5%と、増加傾向にあるとか。

また、海外旅行に行ったり、ボランティア活動に取り組んだり。
がっつりとアルバイトに明け暮れるよ、という人もいるでしょう。

この他、いくつか、ニュースで見かけた例をご紹介します。

【今日の大学関連ニュース】
■「核融研でプラズマ実験など体験 全国の大学生合宿研修」(中日新聞)

土岐市の核融合科学研究所(核融研)で4-8日、全国の大学生・大学院生を集めた合宿研修があり、北海道や福岡県などから計31人が参加した。
同研修は核融研にある総合研究大学院大学が、研究内容を知ってもらうために始め今年で5回目。学生1人につき、1人の研究者が指導に当たった。
参加者は14班に分かれ、「プラズマ実験」「先進工学実験」「理論シミュレーション」などテーマごとに研究。核融研内にある宿舎で寝泊まりして研究者の生活を疑似体験しながら、最終日の発表会に向けてデータを集めたり解析を進めたりした。
(上記記事より)

まずはこちら。
総合研究大学院大学・核融合科学研究所が行っている合宿研修だそうで、全国から大学生や大学院生が集まっているとか。
学生にとっては、自分の大学では学べない内容にも触れられる、いい機会なのでしょう。
「学生1人につき、1人の研究者が指導」というのは、かなり贅沢な環境です。

そして当然、総合研究大学院大学にとっては、今後の学生募集のための絶好のPRチャンス。
してみるとこれは、大学が行っている高校生向け体験合宿の、大学生バージョンのようでもあります。

■「気を引き締めて神職実習 奈良・大神神社で大学生6人」(MSN産経ニュース)

奈良県桜井市三輪の大神(おおみわ)神社で9日、神職を目指す皇学館大学(三重県伊勢市)の学生6人が、祭儀などの実習に取り組んだ。白い浄衣(じょうえ)に身を包み、真剣な表情で神職から祝詞(のりと)の奏上やお祓(はら)いの方法などを学んでいた。
伊勢神宮の近くにある同大学には神道学科が設けられ、学生が神道の歴史などを学んでいる。夏休みには3年生や同大学専攻科生が全国の神社に出向いて実習を行っており、大神神社でも毎年受け入れている。
同神社の実習は今月4~10日の日程で、神社の由緒などを学ぶ一方、毎朝6時に起床して境内の清掃を行い、巫女(みこ)たちとお札の授与などにも励んでいる。
9日は祭儀の作法についての実習があり、神様に供え物をささげる献饌(けんせん)の儀では、水の入った皿を供物台に載せたまま運ぶ練習を行い、学生たちは水がこぼれないよう慎重に神前へ運んだ。
(上記記事より)

日本で神道学科を持っているのは、皇學館大学と國學院大學の2校ですが、神職を志望する学生達は、夏休み中にこんな実習を体験するのですね。
神職版のインターンシップと言えるかも知れません。

■「神職実習生」(西野神社 社務日記)

↑少し前のエントリーですが、神社のブログ(!)でも、こういった神務実習のことが紹介されていました。

■「室蘭で上智大生が小中学生向け英語教室、交流も深まる」(室蘭民報)

上智大学外国語学部英語学科の学生が講師を務める恒例の小中学生向け英語教室「サマーティーチングプログラム(STP)」が3日から、室蘭市高砂町の海星学院高校を会場に始まった。小中学生と大学生たちの交流も徐々に深まっている。
STPは学生が夏休み期間を利用して全国各地で40年前から開いている。室蘭市内では今回が37回目。今年は小中学生合わせて79人が応募した。昨年よりも31人も多く、リピーターも目立った。
(略)4日から本格的な授業がスタート。午前中は学生たちが手づくりしたテキストを使って、英語が楽しくなる授業が行われている。
午後からは調理実習や科学実験など、選択教科を通して交流の輪を広げている。このうち、調理実習は毎日メニューが変わる。取材で訪れた日は「どらやき」作りだった。
(略)授業は10日まで続けられる。
(上記記事より)

教える体験を通じて、自らも学ぶ。
そんな取り組みも、おそらく多くの大学で行われていることと思います。

上記は、上智大学外国語学部英語学科の学生による、小中学生向け英語教室。
リピーターも多いとのこと。40年前から行われている取り組みだということですから、もしかすると親子でお世話になった方もいらっしゃるかも知れません。

上智大学から遠く離れた室蘭市ですが、こんなところでつながっているのですね。

■「看護大学生のちんどん隊 高齢者施設を巡回」(神戸新聞)

笑いでお年寄りを癒やす「ちんどんセラピー」に取り組む関西看護医療大学(淡路市志筑)の八田勘司准教授らのグループ「笑顔のちんどん癒(いや)しタイ」が五日、島内の高齢者施設四カ所で公演した。同大学の学生らが初めて参加し、軽妙なトークなどで会場を盛り上げた。
八田准教授(精神看護学)は約十年前から「音楽」「笑い」「踊り」による「ちんどんセラピー」を実践し、ストレス軽減効果などを探っている。今回、看護学部の三年生四人が活動に賛同して出演。洲本市の柳学園高の生徒と教諭四人も加わった。
学生らは淡路市大町畑の介護老人保健施設・津名白寿苑で、デイケア利用者約三十人を前に“デビュー”。浴衣やはっぴ姿で鍵盤ハーモニカ、バイオリンなどを演奏しながら練り歩いた。コミカルな動作やジョークで、お年寄りたちを楽しませた。
(上記記事より)

こんなユニークな取り組みも。
淡路島にある関西看護医療大学の学生達が、島内の高齢者施設をまわっています。

笑いを医療などに活かす取り組みとしては、映画にもなった実在の医師「パッチ・アダムス」の活動や、病院などに訓練を積んだピエロを派遣する「クリニクラウン」などがあります。

「ちんどんセラピー」という言葉をマイスターは初めて聞きましたが、この取り組みも毎年、多くの方々が楽しみにしているのでしょう。
それに、看護を学ぶ学生が、こういった形で高齢者の方々に接するという機会も、意義のあるものだと思います。

以上、紹介し出すとキリがありませんので、このくらいに。
おそらく、色々な大学が、それぞれユニークな取り組みを行っていることでしょう。
大学側はぜひ、そんな夏の活動成果を、webサイトなどを通じて社会にPRしてみてください。

また今回、夏休み中の活動を色々と調べてみたのですが、何年も継続して取り組まれているものが多いという点が印象的でした。
夏が来るごとに、「そろそろ、あの大学の学生さん達が来る時期だな」と、相手が楽しみにしてくれるような取り組みになると、長く続くのでしょう。ぜひ、そんな活動を目指してみてください。

以上、マイスターでした。

※この記事は、現役高校生のための予備校「早稲田塾」在籍当時、早稲田塾webサイト上に掲載したものです。