大学職員が実務英語を学ぶための、英単語&会話事例集を作るプロジェクト!

しつこいようですが、英語で業務をこなせるようになりたいマイスターです。

自分の勤め先の大学では、名刺が両面刷りになっておりまして、裏面は英語表記です。今のところ業務のために、この名刺を英語文化圏の方にお渡ししたことはありませんし、今の仕事をしている限り、今後も渡す機会があるかどうか(個人として、外部の勉強会などで使ったことはあります)。
この「裏面」を活用できるようにならねば、と思っています。

ただ、この英文、肩書きの表記が微妙です。

例えば「教務課」は、「Educational Affairs Office」です。
これ、一見良さそうですが、よくよく考えてみると、意味がわかりません。
一体、どんな業務を担当しているのか? 想像がつかない名称なのです。

学生課は、まだいいです。「Student Affairs」と言えば、学生生活をサポートする部署なんだろうと、なんとなくわかりますからね。
でも、Educational Affairsって…あいまい過ぎません?

この英文からすると、学習支援を業務とする部署のようにも思えますが、実際に担っているのは履修登録や学籍の管理、各種手続き書類の受付。学習支援はここでは行っていません。
教員の授業サポートをする部門…でもありません。片手間で、教育用AV機器の操作法を教えるくらいはしますが、別に高度な教育スキルを持ったスタッフがいるわけではありませんから、基本的には支援らしい支援はできません。

謎のEducational Affairs Office。
これどう考えても、「教務課」を直訳したんだろうと、想像がつくわけです。
で、業務内容がぜんぜん類推できない名称になっているのでしょう。

以前、ブログ「アメリカの大学事情」の記事で、「Resistrar」という言葉を知りました。

■「日本語は難しい」(アメリカの大学事情)
http://ameblo.jp/yanatake/entry-10007167384.html

文字通り、学籍や履修などの情報を登録管理(Resistration)する担当ということですね。マイスターの大学の教務課は、業務から言うと、このResistrarが最も近い気がします。

アメリカの大学では、教員の授業サポートを担う部門があると聞きます。
修士以上の学歴を持ったスタッフがいて、教員から、授業計画などについて相談を受け、プランを立案するサポートをしてくれるのだとか。
こうした部門と、Registrationを行う部門の位置づけは当然、違うはずです。働くスタッフの役割も能力も、採用も昇進も、違うと思います。

日本だと、その辺の役割分担があいまいです。そもそも、はっきり業務を分けられるほど、専門的かつ高度なことをしていない、という現状もあるでしょう。

実際には、Resistrationに毛が生えたくらいの業務しかしていないけど、「登録課」というほど業務が区別されているわけでもない。
そんなわけで、苦肉の策で付けられた名称が「Educational Affairs Office」。
マイスターの想像ですが、こんな経緯で付いてる名前なんじゃないかという気がします。

全国の大学で、こういうことが起きていそうです。
他にも、「英文の名称を直輸入したけど、実態に即していない」という例もありそうです。

例えば入学部門なら、「Admissions Office」という言葉が、すっかり日本でも馴染んできたように思います。多くの大学で、入学部門は、「Admissions Office」とか、「Admission Center」とかいった名称を名乗っているのではないでしょうか。
でも、「Admissions Office」を名乗ってはいるものの、実態は、「入学事務管理課」くらいのことしかやっていなかったりしませんか?

就職課が「Career center」なんて名前を名乗るのも、すっかり普及していると思いますが、実際にやっていることは、「就職斡旋課」プラスアルファ、くらいではないでしょうか。

「大学を休学して日本のNPOスタッフとして経験を積んで、将来はコミュニティ開発の仕事につきたいと考えている。あわよくば、アメリカの大学に編入したい。あちらでしか学べない学問分野で、自分のニーズに合うものはないか? この大学で、過去に同じような事例がなかったか?」

…なんて相談を学生から持ちかけられたとして、大学の「自称・キャリアセンター」が適切にアドバイスできるかどうか。それ以前に、こうしたニーズに沿って一緒に対策を考えてあげる体制がとれるかどうか。
マイスターなんかは、上記の例は、まさにキャリア設計のための質問であって、こういう質問に答えられなくて何がキャリアセンターか、と考えるわけです。
英語本来の意味を考えると、なんだか実態と違う気がするぞ? という例です。

上記のような例を挙げているときりがないので、このへんでやめておきますが、どうしてこんな「仏作って魂入れず」なことが起きてしまうのか?

マイスターが思うに、

もし、大学の管理・運営業務に精通した大学職員が、自らの手でアメリカの大学の運営の様子を実際に調査・研究していたら、こんなおかしな英語の使い方はしなかったんじゃないでしょうか。

日本の実態に合わせ、アメリカで使われているのとは違う英語名称を充てるか、

もしくはアメリカの大学の業務システムから、名前だけでなく、実態についても良いところを正しく取り入れ、自らの組織の在り方を改善しようとしたのではないでしょうか。

日本の大学の中で使われている英語名称のほとんどは、プロの職員ではなく、大学の管理運営についてはほとんど素人であるはずの、教員が持ち込んだものなんじゃないかと、マイスターはなんとなーく想像するのですよ。
もしくは、アメリカの大学システムのことを全然知らないけど、英語だけはそこそこできる事務職員か、です。

今の日本の大学には、

「Admissions Office」や「Career Center」、「Resistrarion」などといった組織の名称なんかじゃなくて、

その中身について、
業務の裏の裏、底の底まで英語で理解し、適切に日本流に改善して実行できる人材が必要なのでしょう。

マイスターが、大学職員に求められる実務英語と申し上げているのは、まさにそういうレベルなんです。

しかし!

そんな英語、いったいどこで調べりゃいいのか!?

ようやく今日の本題です。

ビジネスマン向けの英語については、専門の単語集から参考書、会話の用例CDまで、様々なものが売られています。

しかし、大学職員が身につけるべき実務英語、キャンパス内で使われている英語については、そのへんの資料がほとんど皆無と言っていい状況。これは、実に不便です。

もし、そういうものが既に存在しているなら、誰か、教えてください!

でも、もしまだ存在していなかったなら…

誰か一緒に作りませんか?

マイスターが手始めに「こんなのあったらいいよなぁ」と思うのは、以下の2点です。

○大学実務英単語集
○大学の窓口で使う業務英会話の事例集(可能なら、音声付き)

最初はネットで閲覧できるコンテンツにして、順次それを拡張させていけば良いんじゃないかと思いますが、ゆくゆくは「出版」しても結構イケるんじゃないか?なんて考えちゃいます。

全国には、大学職員は山ほどいます。大学教員も山ほどいます。
出版社にとっては、ありふれたビジネス英語参考書を出版して競合他社とパイを奪い合うより、まだ存在しない、ちゃんと使える大学実務英語の参考書や単語集を企画した方が、商売的には美味しいんじゃないかと思うのです。

グローバルで勝負だ、国際化だなんてスローガンを打ち出している大学も、多いです。
もともと研究大学として名を売っている国立大学法人なんかは、買うと思います。
全教職員に一冊ずつ配る、くらいのことをやってのける大学、いると思います。
海外に事務所を開設する大学も増えてきていますしね。

もっと大きいのは、こうした大学実務英会話の参考書が出版されたら、大学関係者だけでなく、「これから留学する学生」も欲しがるんじゃないか?、って思われることです。

海外に留学する学生は、様々な不安を抱えているはずです。
そのうち、キャンパス生活を始めて、早い段階で迎える問題が、

「履修登録や、奨学金の申請などを、英語で行わなければならない」

ってことなんじゃないでしょうか。

「必修科目の履修登録は来週までね。webで申請を受け付けているわ。それと、この科目は企業の特別な寄付講座だから、担当者の許可をもらっておいてね。研究棟の作業スペースにいると思うわ。最初のセメスターでは最大14単位までしか履修が認められないから気を付けてね。あ、奨学金の申請は明日までよ。ところであなた、単位互換の申請は済んだの?」

…なんていきなり言われた日には、帰国子女でもない限り、アタマが真っ白になると思います。でも、あらかじめ、「大学の履修登録窓口で使われる英語はこういうのだ!」っていう情報があれば、予習しておけますから、そんなにうろたえないと思うのです。
留学する方々こそ、こうした情報を本当は欲していたはずだぁ!

というわけで、大学の実務英語について単語集と用例集の2点を作ったら、大勢の人に喜ばれるんじゃないかな、とマイスターは思うのです。

既に存在しているなら、それを本ブログでもご紹介したいと思いますので、どなたか教えてください! 情報をお待ちしています!

で、もしまだ存在していないとしたら、私達の手で作りましょう!
ついては、用例や、単語の開設を執筆してくれる方を大募集!

考えてみれば、実際にアメリカの大学に留学した人なら、大学職員でなくても、窓口で使われる英語の何割かは知っているわけですよね。
国際交流に携わっている方などは、そういった知識とか、人材のツテとかをお持ちなのではないかと思うのですが…。

国際教育交流協議会(JAFSA)のひろさんとか、いかがでしょうか~?

そういった窓口英会話プラス、大学の組織内で使われている英語についても、情報が欲しいですよね。

どなたか、アメリカの大学に勤務されたことがある、または今現在も勤務されているという方で、ご興味のある方、いらっしゃいませんか?

ご興味のある方は、こちらまでメールをください。
※件名に、【大学実務英語】という文字を入れていただければと思います。

もちろん、ご興味のある出版社の方のメールも大歓迎です。

もっとも、今のところマイスターが個人的に思いついただけの企画なので、ひょっとしたら超カンタンなhtmlページ一枚とかで終わってしまうかも知れませんけど…。

あと問題は、マイスター本人が、英語ではあんまり役に立たないってことです…orz
全体の構成を考えたり、ページ割を考えたりさせていただきます。
プロジェクトのディレクションは慣れてますので、誰もやりたがらないようなめんどくさい作業、やらせていただきます。

さぁ、誰か、興味のある人、いませんか~?

4月は、大学の関係者というのはたいてい多忙ですから、実際に何かするとしても、たぶん5月以降です。

出版!なんてことをつい書いてしまいましたが、webのコンテンツだけになったとしても、いいと思うのです。
地味なところかも知れませんが、後々、日本の大学関係者のお勉強のお役に立てると思います。

日本の大学の業務高度化のためにも、
大学職員一人一人のキャリアアップや自己実現のためにも、
職員による、大学の実務研究のためにも、
留学生の不安をちょっとでも取り除くためにも、

何かしらの形で、少しでも貢献できたらいいなぁ、と思うのです。

以上、マイスターでした。

5 件のコメント

  • CRNという子どもの研究所のサイト担当者です。
    http://www.crn.or.jp/
    相互リンクをお願いしたく、こちらに書きました。(ご覧になったら削除してください)
    詳細をご説明したいので、tmp@crn.or.jp 宛てにメールを頂戴できますと嬉しいです。よろしくお願いします。

  • ひろ@呼ばれた人さま:
    呼んでますよ~。てぐすね引いて待ってます。
    執筆者のこともありますが、
    このコンテンツ(または書籍)を、どのような位置づけで、どのような方向性のものに仕上げていくか、それについてご意見をいただける方も、欲しいのですね。
    国際交流に関する知識が深く、人と情報のネットワークも持ってらっしゃる、そんな人の助言をいただきたいなと思った次第です!
    とはいえ、JAFSAの専任スタッフになられたこともあり、これからはさぞ、従来以上にお忙しくなられることでしょう。
    よろしければ、お時間の許す範囲内で、色々とご教示いただければ幸いです。
    (なお、既に海外から、心強いメールをいただいております!)

  • 私は名古屋の某大学の入試課職員です。
    http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50180158.html
    で見た大学職員向けの英語指南書ですが、
    その後の進捗はいかがでしょうか?
    海外からの入試問い合わせにあたふたしている
    自分には希望の書に写ったので問い合わせ
    させていただきました。お返事をお願い!!!

  • 教授や准教授と教育プログラムを連携して作成していく業務もあるので、Educationという表現を使っても不自然ではない大学もあります。業務内容と一致していることが大切なように思います。