ニュースクリップ[8/27-9/4] 「全講義の9割を無償公開 東工大OCW」ほか


夏休みもとうに終わりましたが、気持ちはまだ夏におきざりのマイスターです。

夏が終われば、大学職員に多い「隔週休み」の日々です。
今週は土曜出勤の週でした。週休二日だった頃が懐かしい。
とは言え、これ以上の福利厚生を求めるのも贅沢かな?という気も。

ここしばらくの教育関連ニュースの中で、気になった報道をまとめてご紹介します。

【教育関連ニュース】——————————————–

■「全講義の9割を無償公開 東工大OCW」(毎日インタラクティブ・MSNニュース掲載)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/elearningschool/news/20050831org00m040049000c.html

■「文科省 義務教育費を満額要求」(産経web)
http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku/etc/050831etc.html
■「総務省、義務教育費の8500億を『税源移譲』に計上」(読売オンライン)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20050830ur21.htm

■「文科省の概算要求、少人数教育の充実などへ9.4%増」(NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050830AT1G3002Z30082005.html
■「ニート対策7億円 文科省概算要求…キャリア教育に重点」(産経web)
http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku/etc/050829-1etc.html

■「教員純増6000人=06~10年度定数計画案-少人数指導など支援・文科省」(時事通信・Yahoo!ニュース掲載)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050826-00000164-jij-pol

■「女子高生、理系にいらっしゃい…文科省が促進事業」(読売オンライン)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050827i406.htm

■「『基本法』改正も争点にすべきだ」(8月28日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050827ig90.htm
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東工大の取り組み。
学部、大学院の全講義の92%に当たる3491科目の「講義概要」と、72科目の「講義資料」を公開しているとのこと。ぜひ、普及して欲しい試みです。
ただ、実際に見てみたところ、講義概要として2~3行の文章が載っているだけの授業も非常に多いようで、学内でも取り組みに対する温度差がまだまだあるんだろうな、という印象。
今後は、さらなる質的な充実を期待します。

文科省、総務省の予算争い。お互いに一歩も譲らず、です。

(関連記事)「文科省、地方分権と見せかけて予算だけは死守?」
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50033229.html

100億円に上る教育困難校の教育環境改善のための交付金創設や、
キャリア教育支援のための約7億4千万円など、
報道での扱いは小さいが注目すべき項目も、実はあるのです。

文科省が2006年度からスタートさせる「第8次教職員定数改善計画」の内容が固まった、との報道。
教員を10年度までの5年間で1万5000人増員。期間中に約9000人が退職するので、実質約6000人の純増となります。
退職者数を大幅に上回る増員計画な訳ですが、その増加分は「総合的な学習の時間」(総合学習)を充実させるための要員や、学習障害(LD)児など障害児教育の充実、習熟度別教育など少人数指導の推進に使われる様子。
なお「40人と定めた国の学級編成基準を独自に引き下げたりする地方自治体を支援」というのは、どういうことをどんな扱いで行うのか気になります。

(関連記事)「公立学校教員の採用&配置権限が、より現場寄りに!?」
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50031840.html

女子高校生の理工系進学を促進する事業を、文科省が始めるとのこと。
理工系に心理的な抵抗を感じている女子高生が多いのなら、確かにそうしたものを取り除いていくのも必要なのかも知れませんが、賛否両論ありそうです。
ここはひとつ、男子高校生に看護学や栄養学、家政学などを紹介する事業も同時に行ってみてはいかがでしょうか?
女性研究者が出産・育児休暇を取った後で研究に復帰できるよう、若手対象に期限付きで研究奨励金を支給する「特別研究員事業」も開始するそうです。
あ、そう言えばこれらの予算も、上述の文科省請求額に含まれているのですね。

(関連記事)「教育現場での、女性の比率」
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/23597412.html

読売の社説。
そう言えば、今回の選挙では教育に関する争点があまりクローズアップされませんね。
記事では、ここ数年の、自民党の公約における「教育基本法改正」の扱いの「揺れ」を指摘しています。
各党とも、マニフェストに具体的な取り組みを入れることは避けている様子。
その理由は色々考えられますが、いずれにしても一市民としては残念なことです。

夏も終わりに近づいています。
さて、来週は選挙ですね。
選挙が終わったら、そろそろ後期の授業がスタートする時期です。
がんばりましょう!