久しぶりにブログを書かせていただきます。

このブログは2005年頃からスタートし、1500日間連続で投稿した後、ここしばらくはすっかり更新されなくなっています。
理由は単純で、ありがたいことに「リアルが充実してきたから」です。

以前は大学職員として働きながら、自分の業務を行いつつ
「本当はもっと、大学はこんな手を打った方が良いのに!」
「このニュースは、実はこんな背景があるのに!」

……などと、いつも一人で考えては、悶々としていました。

その悶々とした想いを毎晩、2〜4時間くらいかけて、ブログ執筆にぶつけていました。
(それが1500日間続きました。どれだけため込んでいたのかって話です……)

当時の自分に、何かを企画し、提案する権限はありませんでした。いや、もしかするとやりようはあったのかも知れませんが、当時はできないと思い込んでいました。なので、思ったこと、考えたことはすべてブログにぶつけていたんです。
(そういう方は、結構いらっしゃるんじゃないかと思います)

いま思えば、あまり健全な毎日ではなかったかもしれません。でもそんな風に書き続けたブログのおかげで、多くの方に出会えたのも事実です。

大学関係者の勉強会などに参加し、初対面の方から「あのブログ、読んでます!」とお声がけいただくたびに、救われたような気になりました。どこの馬の骨とも分からぬ匿名ブロガーであった自分に『Between』誌から連載依頼がきたときは、最初、誰かの仕掛けたドッキリかと思って疑いました。
私が予備校に転職したのも「社長がブログの読者だった」というのが、最初のきっかけでした。
ブログをやったことで得られたものは、計り知れません。

誰かが自分の記事に反応してくれている。それが感じられるだけでも、少しずつ前進していけるんですね。で、他者からの反応を得たいのなら、自分から発信するしかありません。ブログ更新を通じて、そんなことに気づかされました。
(だから今でも、「悶々としています」と悩んでいる社会人の方がいると、「とりあえずブログにそれをぶつけてみては?」とつい言ってしまいます)


そんなブログのおかげもあって……。
色々な出会いを経て自分はいまフリーランスになり、幸いなことに、様々な方の力を借りながら、思ったことに自由に挑戦できるようになりました。
ブログに書かなくても、別の形で想いや考えを、カタチにできるようになったのだと思います。

その結果……ブログを書く必要性をすっかり失いました。

で、今に至るというわけです。気づけばもう数年、ブログ放置状態です。

いま思えば、自分はブログで何かを表現したかったという以上に、自分の現状を変えたかったのかもしれません。更新をしなくなってブログのアクセスは減りましたが、色々と環境が変わった今の方が、確実に幸せです。
だから自分には、もうブログを書く理由はあんまりないのかもなー、と、なんとなく考えながら過ごしておりました。
これが、ここ3年くらいに感じていたことです。


でも最近、
「そんな今だからこそ、記録し、共有できることもあるのかな……?」
……と、ふと考え始めました。

仕事上、色々な大学に伺う機会があるのですが、そこで出会った初対面の若い職員の方から
「あのブログを読んだことが、大学職員を志すきっかけになりました」
「職員を目指して勉強しているとき、ずっと読んでました」
「自分も悶々としていたので、大学プロデューサーズ・ノートを参考にして、ブログを書いています」
……といったお言葉をいただくことが、しばしばあるんです(これは最高に嬉しいですよ!)

そういう言葉をいただくたびに、嬉しさと同時に「ちゃんと頑張らなくちゃ!」と思います。
で、このブログのことを思い出します。

悶々とした想いをぶつけていたブログを、そのまま放置しておいて良いのか。ブログのおかげで人生の転機を得られたのなら、「いま感じていること」も、ちゃんと共有した方が良いのでは。自分のためではなく、今度は誰かを応援する記事を書くべきときなのかも。そんなことを考えるようになりました。

それに、大学と高校の間で仕事をさせていただいている今の自分には、高大それぞれの課題を知るチャンスがあります。高校の悩みを大学関係者に、大学の悩みを高校関係者に共有するということも、ブログでできることのひとつかなと思います。

進路に悩む高校生達が、様々な課題や問いかけに向き合いながら、進路観・キャリア観を変化させて成長していく。自分は、そこにとても大きな可能性を感じています。いまは全国の大学や高校で奮闘する教職員の皆さんと一緒に、その可能性を追いかけています。
このブログを通じて、そんな活動の同志に出会えれば……とも思います。

というわけで、たまには更新しようと思います。
しばらく書いておりませんでしたし、以前とは文章のトーンも、更新ペースも違うと思いますが、皆様と色々な問題意識を共有したり、生徒・学生のためにできることを模索したりする場のひとつになれれば幸いです。

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