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一週間の間に書き込んだ内容の中で、特に反響が大きかったものを、備忘録的にブログのエントリーとしてアップしています。それぞれの記事に対するコメントは、ぜひfacebookの方にお寄せください。
ベネッセ教育開発センターの調査結果。大学受験の志望校選びで最重視することとして、親子ともに8割近くが「専攻したい学問分野があること」を挙げているそうです。

■「大学受験の志望校選び、約8割の親子が『専攻したい学問分野があること』を最重視」(リセマム)
■「高校データブック 2013」(ベネッセ教育開発センター)

↓類似の調査結果は毎年、リクルートも出しています。
■「高校進路指導の困難の要因、引き続き「家計面の問題」がトップ 大学・短期大学に期待することは「わかりやすい学部・学科名称」 ー高校の進路指導・キャリア教育に関する調査ー(PDF)」(リクルートマーケティングパートナーズ)


こうした調査の結果や、それを報じる記事を読んで、

「そうか、高校生達は自分のやりたい学びをもとに、学部・学科を選べているんだ」

……と判断するのは、ちょっと待ってください。なぜならこの中には、学部名の響きなど表面的な情報だけで判断し、誤解をしているケースも多数、含まれているからです。

「心理学科志望」と語る高校生と5分話したら、5分後には経済学部や教育学部志望になっているなんてのは、珍しくありません。高校生が最初に口にする志望学科にはミスマッチの可能性が含まれています。ですから、進路に関する体験や対話の時間を設け、実際に大学の授業を受けてみたり、周囲の人が様々な角度から問いかけたりすることが大切なんです。
(それが十分でないまま受験まで突き進むから、色々ミスマッチが起きているのではないでしょうか。突き進ませてきた私たち教育関係者にも反省点は多いですね)

逆に言うと、ちゃんと対話の場をつくれば、それだけで高校生の進路選択は変わるんです。そういう事実は、こうした調査結果には表れてきません。ですから大学や高校の皆様は、こうした調査結果を読むときはぜひ、慎重になってください。

ちなみに「理高文低」といった一連の調査結果も、そういう意味では気をつけた方がいいもののひとつです。私はこういった調査を、「誤解してるかもしれない高校生の行動結果」くらいに受け止めています。大学はこうした調査結果に合わせ「誤解してるかもしれない高校生」を必死に追いかけて学部を再編したりするのではなく、誤解を解くための取り組みをまずしてみてください。
その方が絶対に、得られるものは大きいと思いますよ。

ちなみにWEEKDAY CAMPUS VISITも、その具体的な取り組みの一つです。ぜひ一緒に、高校生の誤解を解きましょう。普段の大学の授業を教材にして、高校生と対話をし、気づきを生み出すプログラムです。これが全国の大学で実施されれば、高校生の進路選択は間違いなく変わります。

■WEEKDAY CAMPUS VISIT
「人道・公平・中立・独立・奉仕・単一・世界性」

これは、世界最大の人道機関である赤十字社のミッションです。
そして同時に、日本赤十字社が全国に展開する看護大学・短大・専門学校のすべてが、教育の目的として掲げている言葉です。

自分は今年、日本全国の大学案内すべてに目を通しました。そんな中でやはり感銘を受けるのは、建学の精神・教育理念に掲げられた言葉と、いま実際に行われている教育がぴったり繋がっている大学です。言い換えるなら、時代の変化に合わせながらも「なぜこの大学が世の中にとって必要なのか」という理由を問い続け、しかもそれを説得力あるストーリーとして、社会に提示できている大学です。

こうした大学からは、偏差値などの単純なモノサシでは測れない、オンリーワンの教育への気概を感じます。このような大学はきっと、いつの時代もそう簡単にはなくならない……と私は思います。

そのわかりやすい例が、日本赤十字社が展開している学校群です。大学関係者の方は、よければぜひ、これらの学校の大学案内を取り寄せてみてください。

例えば、日本赤十字社が展開する6つの看護大学のカリキュラムを見ると、国際・災害看護学をはじめ、国際支援活動についての授業が確かに充実していたりします。そしてそれを、ちゃんと冒頭のミッションを実現させるストーリーの一過程として表現しているんです。
大学関係者にとっては、参考になる例だと思います。

↓この映像を目にして、ふとそんなことを思い出した次第です。
ここに挙げているのはfacebookに書いたものの一部です。こんな感じで色々な気づきを書いては、様々な方と意見交換をしています。

ぜひfacebookで、教育について意見交換させていただけましたら幸いです。

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