最近はいつも、ニュースなどについての意見を、自分のfacebookアカウントで発信しています。



フォロー(フィード購読)してくださっている方とは、リアルタイムで色々情報交換できるのですが、ブログのように誰の目にも触れるようにはなっておりません。
そこで、一週間の間に書き込んだ内容の中で、特に反響が大きかったものを、備忘録的にブログのエントリーとして、残しておくことにしました。それぞれの記事に対するコメントは、ぜひfacebookの方にお寄せください。
【3月24日】
高校生の周りには進路に関する情報があふれています。
過剰なほど、といっても良いかもしれません。

しかし、彼らに必要なのは情報よりも「気づき」ではないでしょうか。

「気づき」を持ち帰るためには対話が必要です。
その体験と対話の組み合わせが、WEEKDAY CAMPUS VISITの最大の特徴です。
大学の授業を体験すると同時に、その意味について問い、問われる時間を設けているのです。

これは、従来の「進路指導」に欠けがちな部分でした。
高校だけでは対応に限界がある部分、と言い換えてもいいでしょう。
大学という場の力を使いながら、この「気づき」のための指導を行うのが、WEEKDAY CAMPUS VISITです。

それゆえ単なる大学広報ではなく、「高大接続」の取り組みと称しているのです。
【3月25日】
■「日本への留学生を増やせ! 中長期的に日本の味方を増やす最も確実な方法」(日経ビジネス)

留学生を呼び込むための方策と同時に「来てくれた人を大事にしよう」と提言する日経ビジネスの記事。本当にその通りです。大学の皆さん、彼らをがっかりさせないような環境を一緒につくりましょう!
【3月26日】
■「第99回保健師国家試験、第96回助産師国家試験及び第102回看護師国家試験の合格発表について」(厚生労働省)

厚生労働省が、看護師、保健師、助産師などの合格率を発表しました。
看護師の合格率は94.1%。ほか2つの合格率は、さらに高いです。ちゃんと真面目にがんばっていれば合格する試験だということです。

就職も、しばらくは困らないです。現時点では、足りていませんから。
むしろ苦労するのは、10年くらい後からでしょう。

歯科医師がそうであったように、いずれ看護師の供給は需要を越えます。
そして、そうなった後も、いまなお増加中の看護学部からは、大量の看護師が供給され続けます。看護師の多い病院を評価する現在の診療点数制度も、いまの水準を維持できる保証はありません。

そのときに生き残れる看護師、必要とされる看護師になるのは、それなりに大変のはず。「医療系の専門職に就けば一生働き続けられる」と考える高校生は多いのですが、実際には職に就いた後、長く続けるのが難しい世界なのです。

ここから言えることは何か。

看護師を志望する高校生にPRすべきなのは、国家試験の合格率ではなく、むしろ「直接、国家試験の合格率には関係ないけど、大学として大事にしている」部分の教育だってことです。
看護師になるための方法だけではなく、看護師になった後、どのように医療に携わり生きていくかを教えてくれる大学を、私なら薦めたいと思います。

……で、看護系大学の大学案内をたくさん見たのですが、ここの差別化に気を遣っている大学は、あんまりないみたいなんです。仮に良い教育をしていたとしても、高校生にわかるようには表現されていません。

医療系大学の皆様、ご参考になれば幸いです。
【3月26日】
いま現時点での、東洋経済オンラインの人気記事ランキング。1位と5位の組み合わせが、何かのブラックジョークのように見えます。
(2位&3位も興味深い)

・リンク
・キャプチャ

個人的には、学生さんに
「それでも、大企業に行きたいですか?」
……と問いたい。
【3月27日】
最近、2人の大学職員とお話しする機会がありました。

1人は、初めて会った方なのですが、話の最初から最後まで、
「大学選びは偏差値で決まっているんだ。それは絶対だ。教授達は、教育の中味を高校生に伝えたいと言っているが、教授達は研究者だから、何もわかっていない。そんなのは無駄だ」
……という姿勢を貫き通していました。

一方、もう1人の方は、
「途上国をはじめ、世界中の若者に対し、日本の大学にできることはまだまだ大きい。メディアが報じていないだけだ。日本の高校生も、高校教員の方々も、一人ひとりと会って話せば、絶対に私達が目指していることの価値は伝わる。私には実感がある。100人をいっぺんに変えるのは無理でも、目の前の1人を変えれば、そこからやがて共感は広がっていくはずだ」
……という姿勢を貫き通していました。

お二人の年齢は、同じくらい。どちらも高校生に大学のことを紹介するアドミッション部門の方で、それなりに責任のあるポジションの方です。ともに、個人的には教育内容がとても良い、高校生にぜひ勧めたいと思っている大学でした。

1校目の教授達が気の毒でなりません。
そして日本の高校生達の将来のためにも、これまで以上に2校目の大学の価値を、多くの方に知って欲しいと私は思いました。なおこの方は実際に、この2〜3年で、担当したエリアからの進学者を大幅に増加させたそうです。

大学関係者の皆さんにぜひ、この違いを知って欲しい……と強く思います。学生募集には、大学案内のデザインとか、入試戦術以上に、大事なことがあるんです。

信じてもらえないかもしれませんが、本当にそうなんです。
【3月28日】
■「就活 4年生4月解禁 政府、経団連に憲章改定要請へ」(産経新聞 Yahoo!JAPAN掲載)

改善される部分と、逆に困ってしまう部分が出てくるのではないでしょうか。

企業が求める「コミュニケーション力」などが一番身につくのは、4年生のゼミや研究室なんですよね。というか、伝統的な大学教育は、そういう風に4年間のカリキュラムが組まれているんですよね。
そのゼミや研究室の時間は、今まで以上に圧迫されることになると思います。

個人的には、やはり在学中から、何十社もの企業のシステマチックな選考システムに学生の側が合わせなきゃいけない……という前提自体を疑わないと、ダメなんじゃないかと思います。

実際、企業の都合よりも学業を優先させ、説明会が終わった後でも交渉によって企業にドアを開けさせるような学生も、私の周りには少なからずいます。
それこそが「グローバル」な人材のやり方なんだと思うのです。


よろしければ、ぜひfacebookでコメントくださいませ。


ほぼ毎日、こんな感じで気づいたことを書いては、様々な方と意見交換をしています。

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