■普段の大学の授業を使って、高校生が進路発見

↑昨年、NPO法人NEWVERYの取り組みとして、
法政大学キャリアデザイン学部、および立教大学経営学部で、

「高校生を平日の、普段の授業に招き、進路について考える」

……という取り組みをさせていただきました。
その取り組み「WEEKDAY CAMPUS VISIT」を、いよいよ本格展開します。
先日、公式ウェブサイトを立ち上げると同時に、報道各社にプレスリリースを発信しました。

■「WEEKDAY CAMPUS VISIT」

この2013年前期だけでも、既に

・法政大学
・立教大学
・青山学院女子短期大学
・産業能率大学
・聖学院大学

……での実施が決定しています。
また、現時点で実施を決め、告知に向けて動き出してくださっている大学が、他にもたくさんあります。

<WEEKDAY CAMPUS VISITについて>

WEEKDAY CAMPUS VISITは、

・祝祭日や土曜日
・高校の放課後
・夏期・冬期・春期長期休暇での集中講義

など、
「高校の授業はないけれど、大学の授業は通常通り行われている」
……というタイミングを使って、高校生に大学の授業を受講してもらうプログラムです。

NPOが研修した認定コーディネーターによって運営され、
高校生の受講費は無料。
普段の授業を使うため、大学側の負担も少なくてすみます。


オープンキャンパスとの違いは、
「学習者として」大学を体感してもらうという点。
ですから、高校生をお客様、見学者にはしません。

授業に参加する前には事前のガイダンスを行い、
大学の授業について抱いている印象や、気になっている点などについて
話し合ったり、自分なりの仮説を立てたりします。
そして授業終了後には、仮説の検証も含め、様々な気づきを得るための
振り返りの対話を行います。

ですから体験してもらう授業は、高校生向けにレベルを下げたり、
「楽しさ」を前面に出したりした模擬授業ではありません。
普段通りの授業であることに、意味があるのです。

一番の目的は、授業の内容を理解することではなく、
「大学の学び」を、自分なりに読み解き、考えるキッカケにすること。
高校生の時点では理解することが難しい授業であっても、
その授業体験を、ひとつの教材として、様々な気づきに繋げていくことはできます。

オープンキャンパスや、大学によるパンフレットなどだけでは分からない、
大学の学びの姿を知ることができるプログラムになっています。



このようなプログラムを実施することにした背景には、
いま大学で問題になっている、ミスマッチの増加があります。

大学の退学者は年間、6万人。
この中には、もちろんポジティブな進路変更も含まれていますが、
その一方で、「ちょっと調べれば分かったはず」という誤解によって
お金や時間を無駄にし、後悔しているというケースも少なくないのです。

最近の報道では、↓こんなニュースもありました。
大学にいったん入った後、新たな境地を求めて受験をやり直す学生が増えている。大手の駿台予備学校によると、今春入試の「再受験者」は4万人近くと推計され、ここ10年足らずで急増している。大学と学生の関係に、どんな変化が生じたのか。

駿台は、大学入試センター試験の志願者数や、大学への入学者数など、公表されているデータを元に推計した。(略)今春の入試は約3万8千人。昨春に大学・短大に入学した65万人余りの約6%に当たる計算だ。この数は、センター試験が不要な大学を受験する学生を入れれば、さらに増えるという。

再受験者数の推計は、9年前は約600人、6年前は約1万7千人、3年前は約3万2千人だった。センター試験に参加する大学数が違うため、単純比較はできないが、増加傾向ははっきりしている。
「大学入学後の「再受験」急増 9年で60倍、予備校調査」(asahi.com)より)
真剣に進路を考えた結果の再受験ですから、それ自体は悪いことではないでしょう。
ただ「どうして高校生のうちに、それを考えておかなかったの?」という事例も少なくないのです。

大学、高校、そして当事者である生徒・学生の皆さん。
こうした方々の声を受けてスタートしたのが、WEEKDAY CAMPUS VISITなのです。


……というわけで、詳しくはぜひ、公式サイトをご覧ください。

■「WEEKDAY CAMPUS VISIT」

リリース後、既にいくつかの高校からお問い合わせをいただいています。
「生徒の進路発見のため、全員をこのWEEKDAY CAMPUS VISITに参加させたい」
といったお問い合わせです。
例えば、

「高校1年生での文理選択の前に、
 文系、理系、医療系の大学の授業を受けさせたい」


……など具体的なご相談もいただきました。
既にNEWVERYでは、各大学との調整に動き出しています。

偏差値や学部・学科名など、従来の単純なモノサシであれば出会わなかった進路を
高校生達が見つけていく。

WEEKDAY CAMPUS VISITは、そんな場の一つになりそうです。

大学にとっても、WEEKDAY CAMPUS VISITは

「本当は自分達が大事にしている、他とは異なる部分なんだけど、
 大学案内では表現しづらかった。
 オープンキャンパスでも、十分に伝えられずにいた」


……という点を、真っ正面から高校生に提示する機会の一つになると考えています。

【お知らせ】

NEWVERYでは、大学関係者の皆様を対象にした
WEEKDAY CAMPUS VISITの説明会を実施します。

5月は、以下の通り、全国4都市にて説明会を開催します。
5月13日(月) @福岡 定員30名
5月20日(月) @名古屋 定員30名
5月27日(月) @大阪 定員30名
5月30日(木) @東京 定員20名
5月31日(金) @東京 定員20名
6月1日(土) @東京【短大・専門学校向け】 定員20名
お申し込みは、以下のページにて受け付けています。

■<大学関係者向け>WEEKDAY CAMPUS VISIT 説明会のご案内

既にお申し込みをいただき始めております。
席に限りがございますので、ご興味のある方は、ぜひお早めにどうぞ。




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