高校生向けニコ生番組「大学の見方」。

2012年の締めくくりとなる12/21(金)の放送は、
ゲストとして慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)から

総合政策学部長 國領二郎教授
環境情報学部長 村井 純教授


……のお二人をお迎えして、お送りしました!

その映像が、YouTubeにアップされました。

■進路マイスター倉部史記の「大学の見方」【第16回】:12月21日
ゲスト:慶應義塾大学SFC 國領二郎・総合政策学部長、村井 純・環境情報学部長

1990年に開設された慶應義塾大学・湘南藤沢キャンパス(SFC)。
問題発見・解決型人財の育成を掲げたこのキャンパスはその後、多くの大学に影響を与えました。

AO入試や、ツールとしての語学、先進的なコンピューター教育など、メディアに取り上げられる取り組みはいくつもありますが、最大の特徴は、「研究をしながら学ぶ」ということです。

一般的に、大学では基礎から専門へと順番に学びを積み上げ、4年間の締めくくりとして自分の「卒業研究」に着手します。経済学科なら経済学、機械工学なら機械工学など、(ある程度)世界で共通となる学問体系に基づき、それぞれに特徴的な知識や技術、思考体系を身に付けながら学ぶ、というカリキュラムになっていることがほとんど。

アメリカなどでは「リベラルアーツ」と呼ばれる、幅広く様々な学問を学ぶカリキュラムが盛んですが、そこで履修できる授業も、基本的には世界共通の「経済学」や「数学」「哲学」など、確立された学問体系に則って提供されています。

(過去の関連記事)
■「リベラルアーツ教育」を、高校生にどう説明するか

それに対しSFCでは、

「社会の問題を探りながら、その解決に必要な知識や技術を、自分で学びながら組み立てていく」

……と、「問題中心」の流れにしたのです。
普通と順番が逆なんですね。

既存の学問体系にもとづく従来の大学教育だけでは、複雑化する現代社会の問題を解決することはできない、という発想でつくられたのが、SFCなのです。

学生によって組み立てられる学びの体系が違う、というのは、開設から20年以上経った今でもかなり実験的です。

いつもこの番組「大学の見方」では、

「大学によって、目指す教育のゴールは違う。
 だから、ある人にとっては最高の大学が、他の人には合わない、ということがあるし、
 逆に、ある人にとっては全く合わない大学が、
 別の人にとっては最高の環境ということがある」


……と、高校生の皆さんにお伝えしているのですが、まさにその典型です。

特徴的な教育を行っているSFCだけに、「どういう方向に向かっているキャンパスなのか」は、高校生には知って欲しい。番組では、そのあたりを、学部長お二人から伺いました。
SFC志望の高校生は、必見です。

また、SFCのように「とんがった」教育を行っている大学がある、と知ることで、大学を見る目をより広げて欲しい、という思いもあります。いま世の中では、資格が取れる大学、専門職に繋がる学部・学科なども人気ですが、それとは違う教育についても、お伝えしたい。

ですから、いまのところSFC志望ではない高校生も、必見です。


そして今回は、本番組初のダブルゲスト。

SFCの受験生向けサイトには、以下のような説明が掲載されています。

【教員と学生は対等な研究パートナー】

新しい知識の創造に向けた先端的な研究活動を行うSFCでは、教員と学生が一体となって研究に取り組みます。教員の経験や人脈と、学生の発想やパワーの両方が先端研究には欠かせないからです。教員は一方的な知識伝授を行うのではなく、学生に対等なパートナーとしての役割を期待しているため互いの距離が近く、学生にも積極的に意見を述べることが求められます。これは、教員と学生が共に学び共に教え合う、半学半教という慶應義塾の精神にも基づいています。
SFC受験生向けウェブサイトより)

学生を対等な研究パートナーとして見るという姿勢。
学生が様々なプロジェクトを渡り歩くことを歓迎し、自分の研究テーマを探っていくことを応援するキャンパス。

そんなSFCのコンセプトが、番組中の、両学部長の姿勢からも感じられると思います。

ぜひ、ご覧ください。

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