中央大学の副学長であり、法科大学院教授でもいらっしゃる
佐藤信行先生をゲストに迎えた、
高校生向けニコ生番組の映像を、YouTubeにアップしました!


■進路マイスター倉部史記の「大学の見方」【第6回】:10月12日
テーマ:グローバルスペシャリストの時代
ゲスト:中央大学副学長・法科大学院教授 佐藤信行氏

「グローバル人材」という言葉はいま、様々なところで使われています。
でも、この「グローバル人材」にも、実は色々なタイプがあるんです。

一般に、「グローバル人材」という言葉が使われるときには、

「グローバル・リーダー」
「グローバル・ゼネラリスト」

……がイメージされていることが多い、と佐藤副学長は指摘されています。
(たとえば、前回の放送でICUの日比谷学長が語っておられた人材も、これに近いかもしれません)

これはこれでもちろん、重要です。
しかし、国境を越えて政治やビジネスを進めようとすれば、ゼネラリスト型の人材だけでは物事は進みません。「グローバルスペシャリスト」としての教育を受けた人材が必要なのです。

番組では、佐藤教授が、国際的な商取引を行う際の、契約の扱いを例に出しています。
たとえば取引をする際には、

・どの国の法律を適用するか
・その法文を、どの国の言葉で取り交わすか
・何かあった場合の裁判所は、どこの国にするか

……などを、双方の話し合いで決めなければなりません。

「アメリカ合衆国カリフォルニア州の法律を使う。
 でも、この契約書は日本語で記述する。
 そのトラブルを解決するための裁判所は、香港の裁判所にする」

……ということも実はできるし、決して珍しいことではないのだそうです。
日本の企業とインドネシアの企業が行う契約で、香港の法律を使うということもあるのです。

これらの扱いを間違えると、様々なトラブルが起きたり、契約自体がだめになってしまったりもします。
契約書一つ取り交わすにも、世界の法律の使い方を知るプロの視点を持っているかどうかで、問題を解決できるかどうかが違ってくるというわけです。

こうした仕事を扱える「グローバルスペシャリスト」を育てるには、単に留学をさせるとか、英語で授業を行うとかいった教育だけでは、不可能なのです。
教育のプロセスが、違うのです。

このような話って、実は、あまりメディアも、大学も語りません。
そんなテーマを語った回です。よろしければぜひ、ご覧ください。

法学部や法科大学院の話なども、佐藤教授が丁寧に説明してくださっていますので、志望者の方はぜひ。

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