またしても全国に……?

マイスターです。

・進学実績PRのため、優秀な生徒に大量出願させていた高校(2007年07月20日)
https://unipro-note.net/wpc/archives/50328826.html

昨日、↑このような記事を書かせていただいたばかりですが、何だかまた、雲行きが怪しくなってきたようです。

【教育関連ニュース】—————————————–

■「兵庫の高校でも合格水増し 7人で28学部・学科」(読売オンライン)
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20070722p101.htm

■「合格実績水増し問題、受験料肩代わりは大阪府内で他に2校」(読売オンライン)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070721i101.htm
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兵庫県西宮市の私立仁川学院高校(永尾稔校長)が今春の大学入試で、受験料を負担して生徒7人に関西の有名私立5大学の延べ約50学部・学科を受験させていたことがわかった。7人はうち28学部・学科に合格したといい、同校は「生徒獲得競争が激しく、大学合格実績を上げるために2003年春から行ってきた。今後は改めたい」としている。大学合格実績の水増しが明らかになったのは大阪学芸高校に続き2校目。

仁川学院高によると、1月の大学入試センター試験前に、成績が優秀だった7人に関西、関西学院、同志社、立命館、甲南各大学の学部・学科を複数受験するよう依頼。それぞれの生徒の保護者から同意を得た上で、大学がセンター試験の結果だけで合否判定する制度を使って出願させた。負担した受験料は総額約100万円に上るが、生徒側に金品などは渡していないという。

(上記記事より)

大阪学芸高校(大阪市住吉区)が、大学入試センター試験の結果だけで合否を判定する入試制度を利用し、成績優秀な生徒に、「関関同立」と呼ばれる関西の有名私立大学(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)を受験させ、合格実績を事実上水増ししていた問題で、同様に、受験料を高校側が負担して高校側の判断で出願する私立校が、大阪府内に少なくとも他に2校あることが、20日、読売新聞の取材でわかった。

両校とも、「各大学の合格ラインを探り、後輩の進路指導に生かすため」と説明。激励金などを渡すこともないという。このうちの1校は「出願するのは1人で3、4校程度。出願先も関関同立に限っていない」、もう1校は「合格実績に影響を及ぼすほどの数ではない」としている。

(上記記事より)

……とこのように、早くも別の高校の事例が見つかっています。

なんとなく、履修逃れ問題を彷彿とさせるこの感じ。

「個別のケースとして発覚」
 ↓
「新聞社や文科省が調査をし始める」
 ↓
「問題が、全国レベルにわたって発覚」
 ↓
「文科省が指導?」

……みたいな展開になるのか、ならないのか。

気のせいだったらいいのですが、なんとなく個人的には、また履修逃れ問題のような大きなことになりそうな気がします。

いずれにしてもこれから、数校は同じ事例が出てくると思います。
いったいどのような高校の名前が出てくるのか、要注目ですね。

以上、マイスターでした。