2008年01月
2008年01月08日
ブログ移転のお知らせ
「大学プロデューサーズ・ノート」の1月8日以降の記事は、以下のサイトで更新されます。
■大学プロデューサーズ・ノート
http://www.wasedajuku.com/wasemaga/unipro-note/
続きを読む
■大学プロデューサーズ・ノート
http://www.wasedajuku.com/wasemaga/unipro-note/
続きを読む
2008年01月07日
「大学プロデューサーズ・ノート」は、新たな段階を目指します
[今日は最後に大切なお知らせがあります。ちょっと長くなりますが、ぜひ最後までお読みいただければと思います]
「元webプロデューサー」という名乗り方をしていた頃がもはや懐かしい、マイスターです。
マイスターは以前、企業のwebサイトを企画・制作するwebプロデューサーとして働いておりました。
しかし大学院生の時から教育機関の運営の在り方にずっと興味を持っていたこともあり、2004年11月、教育業界で生きたいという決意を固め、大学職員に転職しました。
その半年後に、「俺の職場は大学キャンパス」というタイトルで始めたのが、このブログです。
今日はまず、その辺りの経緯を、ちょっとだけ振り返らせてください。
* * * * * * * * * *
大学は言うまでもなく、私達の社会において非常に重要な役割を担っている組織です。教育、研究、地域貢献、いずれもより良い社会づくりには欠かせません。
大学はまた、関わる人達にとても大きな影響を与えます。
自分の6年間の学生時代を振り返っても、素晴らしい先生や心躍る授業、意義深い研究などがたくさんありました。自分は大学で結構変わったな、成長したなと思えます。
何が言いたいかというと、素晴らしい大学を世に送り出すということは、社会を良くすることと同義だということです。
……でも、大学職員になり、あれこれと現場で人に触れ組織を知っていくなかで、すぐに以下のような疑問がわいてきました。
大学では、大事なところが、けっこう適当になされているんじゃないか?
大学は、誰も責任をとらないガバナンスで動いているんじゃないか?
冬の時代と口では言うけれど、実は誰も本気で改善・向上しようとしていないんじゃないか?
簡単に言うと、大学は、学術の扱いに関しては確かに機能している機関でしたが、組織の在り方という点に関しては、実は多くの問題を抱えているんじゃないか、そんなことを感じ始めたのです。
また、新参者ながらも様々な方々と話をする機会に恵まれ、(そう多くはないかも知れないけれど)大学問題を論じる文献を読み、大学職員向けの勉強会に出かけ、大学院などで学ぶなどしてみるにつれて、多くの大学が、同じような問題やリスクを抱えて悩んでいるように、マイスターには思えてきました。
そんな中で、自分なりに感じた疑問を整理するため、また大学を取り巻く様々な情報を追っていくために、ブログを書いてみようと思い立ったのです。
もうひとつ、「大学職員」という立場で、大学問題についての意見や情報を日々発信していく、というのもブログ開設の目的の一つでした。
世間からすると、大学は、教員と学生だけで構成されているように思われてしまいがちです。
しかし今後、より良い大学を実現させようとするのであれば、優秀な教員だけではなく、大学を運営面で担う本当のプロフェッショナルの力も必要になってくるはずです。
そんな大学職員という存在を、世間の方々に知っていただくためにも、
「大学職員も、大学のことをこのように考えているんですが、皆さんはどう思いますか?」
ということを、日々発信していくブログがあったらいいんじゃないかと思ったのです。
そんなわけで2005年5月、元webプロデューサーの大学職員が大学問題を紹介するブログ、「俺の職場は大学キャンパス」の毎日更新を始めたのでした。
* * * * * * * * * *
さて、2007年4月に、マイスターは勤めていた大学を出て、別の職場に移りました。
それに合わせてブログも、「大学プロデューサーズ・ノート」という名称に変えました。
2年近くブログを続けている間に、多くの方々のお世話になりました。
大学アドミニストレーターとして活躍している、あるいは活躍できるように日々努力している方々から、多くのことを学ばせていただきました。
権限も経験も不足している中で、それでも勤務する大学のことを憂い、どうすればいいんだろうとうんうん唸っている方々と、思いを共有することができました。
おかげさまで、メールやブログのコメント欄、「大学職員.network」などを通じて、色々と意見をやりとりさせていただけることも増えました。
実は、日本中の大学に、がんばっている人達はいたのです。
そんな皆様と関わっていく中で、
「自分はどういう形で、この、日本中の大学でがんばっている人達と一緒に、大学を良くしていけるだろうか」
……と考えるようになりました。
それが転職を決意した大きな理由のひとつなのですが、その時に考えた名前が、「大学プロデューサーズ・ノート」です。
「大学を良くしたい!」と強く望み、大学の価値を最大に高めようとしている方々は、言ってみれば「大学プロデューサー」なんじゃないかと、マイスターは思うのです。
そんな、全国に散らばる大学プロデューサーのための情報が集まるようなブログ。
それを目指したいということで「大学プロデューサーズ・ノート」という名前にしました。
* * * * * * * * * *
もうすぐ、ブログ毎日更新1,000日目を迎えます。
「大学プロデューサーズ・ノート」もここで、次のステップを目指していきたいと思います。
マイスターの現在の肩書きは、初めて書きますが、「早稲田塾総研 主任研究員」です。
そして(ここの社員は全員がそうなのですが)、プロデューサーです。
ご存じない方もいるでしょうから簡単にご紹介しておきますと、早稲田塾は東京・神奈川に15校舎を持つ、大学受験予備校です。
何しろこの二都県にしかありませんから、首都圏以外の方はもしかするとご存じないかも知れません。
(良い意味で)予備校とは思えぬスタンスを貫いている、ちょっとユニークな教育機関です。
マイスターがこの塾をまだよく知らなかった頃に、ニュースなどを調べて書いた一本の記事がありますので、よろしければこちらをご覧ください。
・予備校が大学の指定校推薦枠を獲得:早稲田塾の取り組み(2006年07月13日)
http://www.unipro-note.net/archives/50221370.html
恥ずかしながらマイスターは、この記事を書くまでこの塾のほとんど知らなかったのですが、調べるほどに「これは、なにやら可能性のある教育機関だ」と思いました。
受験産業というよりも、「新しいタイプの教育機関」であるように思えたのです。
「高等教育を変えるための突破口が、ここにあるかも」と感じました。
その後、トップを始め、関係者の皆様と意見交換する縁もあり、気がつけば現在に至ります。
ブログで記事を書いたときには、まさかその半年後に自分がそこにいるなんて思ってもみませんでしたが……ブログというメディアの可能性、侮れません。
* * * * * * * * * *
で、ここからがようやく今日の本題です。
現在、マイスターの前には、1万人を数える現役高校生がいます。
そう、早稲田塾の塾生です。
自分なりに大学を訪ねたり、教授の特別授業に参加したりしながら、それでも将来について日々迷い悩んでいる、そんな若者達です。
その後ろには、保護者がいます。
我が子の進路を、誰よりも真剣に考えている方々です。
高校の教職員の皆様も、います。
今の大学はどうなっているのだろうかと気にかけつつも多忙で、あまり調べる時間が取れなかったりする方々です。
その周りには、小中学校の教職員や行政、その他・教育産業の関係者を始め、教育の行く末に関心を寄せる皆様もいます。
そんな皆様が、「大学はどうなっているんだ?」と、目をこらしているのです。
こうした方々にこそ、「大学のいま」と、「大学のこれから」を知ってもらうべきではないでしょうか。
もともと、
「教育の改善は社会全体の課題だ。だから学校や教員だけに丸投げするのではなく、できる限り多くの人間や組織が、可能な範囲で積極的に教育に関わっていった方がいいんじゃないか」
……というのがマイスターの持論です。
それでなくても、大学は社会にとって重要な機関なのです。大学を取り巻く環境の変化や、大学が抱えている問題などを多くの方々に知って欲しいですし、またそうあるべきだと思っています。
そんなわけで、結論を言いますと、
この「大学プロデューサーズ・ノート」を、
早稲田塾webサイト内に移転させることにしました。
↓こちらが、新しい「大学プロデューサーズ・ノート」です。
■「大学プロデューサーズ・ノート」(早稲田塾)
http://www.wasedajuku.com/wasemaga/unipro-note/
何か、ロゴがえらいことになっていますが、あまり気にしないように。
既に1月7日付けで、第一回目の記事をアップしてあります。
移転、と書きましたが、正確には以下のようにするつもりです。
ブックマーク(お気に入り)やリンクなども、すみませんがよろしければ再設定していただければと思います。
なお、新サイトでの編集方針ですが……
編集方針は、
これまでと、全く変わりません。
素晴らしいなと思った事例はそのようにご紹介しますし、「これは問題では」と思った事例については、「これは問題では」と言います。有名大学でも文部科学省でも、ご紹介の仕方はみんな同じです。
マイスターの方が、「あの、本当にいいんですか社長」と念を押してしまいたくなるくらい、本当にこれまで通りです。
(というより、本来の目的である、1万人の高校生達の将来のことを考えると、むしろちゃんと言うべきことは言わないと!という気にもなるんです)
というわけで装いも新たに、といっても中身はまったく変わらないまま、「大学プロデューサーズ・ノート」は新しい場所で続いていきます。
もう二年半も続けましたが、何しろ教育が変わるのには時間がかかるものです。まだまだ終わりは見えません。
コメント欄やトラックバックの受付なども、これまでと全く変わりません。
新しいサイトでも、ご自由にご意見ご感想、ご指摘等をお寄せください。
メールを送ってくださるという方は、とりあえず当面は、今ご覧になっているこの既存サイトの右上、プロフィール欄にあるアドレスをお使いください。
(これはマイスターのプライベートアドレスですので、こちらに送られた内容は、マイスターしか読みません)
以上、ちょっと長くなりましたが、ちょっとした移転のご挨拶でした。
今後も、これまで以上に張り切って更新を続けていきたいと思います。
それでは、改めてこれからも、「大学プロデューサーズ・ノート」を、どうぞよろしくお願いいたします。
マイスターでした。
【移転先(再掲載)】
■「大学プロデューサーズ・ノート」(早稲田塾)
http://www.wasedajuku.com/wasemaga/unipro-note/
■早稲田塾
http://www.wasedajuku.com/
※余談ですがマイスター、早稲田塾トップページにある読み物系コンテンツ「ワセマガ」全体の編集長も兼任することになりました。
これらのコンテンツについてのご意見ご感想も、随時募集中です。
「元webプロデューサー」という名乗り方をしていた頃がもはや懐かしい、マイスターです。
マイスターは以前、企業のwebサイトを企画・制作するwebプロデューサーとして働いておりました。
しかし大学院生の時から教育機関の運営の在り方にずっと興味を持っていたこともあり、2004年11月、教育業界で生きたいという決意を固め、大学職員に転職しました。
その半年後に、「俺の職場は大学キャンパス」というタイトルで始めたのが、このブログです。
今日はまず、その辺りの経緯を、ちょっとだけ振り返らせてください。
* * * * * * * * * *
大学は言うまでもなく、私達の社会において非常に重要な役割を担っている組織です。教育、研究、地域貢献、いずれもより良い社会づくりには欠かせません。
大学はまた、関わる人達にとても大きな影響を与えます。
自分の6年間の学生時代を振り返っても、素晴らしい先生や心躍る授業、意義深い研究などがたくさんありました。自分は大学で結構変わったな、成長したなと思えます。
何が言いたいかというと、素晴らしい大学を世に送り出すということは、社会を良くすることと同義だということです。
……でも、大学職員になり、あれこれと現場で人に触れ組織を知っていくなかで、すぐに以下のような疑問がわいてきました。
大学では、大事なところが、けっこう適当になされているんじゃないか?
大学は、誰も責任をとらないガバナンスで動いているんじゃないか?
冬の時代と口では言うけれど、実は誰も本気で改善・向上しようとしていないんじゃないか?
簡単に言うと、大学は、学術の扱いに関しては確かに機能している機関でしたが、組織の在り方という点に関しては、実は多くの問題を抱えているんじゃないか、そんなことを感じ始めたのです。
また、新参者ながらも様々な方々と話をする機会に恵まれ、(そう多くはないかも知れないけれど)大学問題を論じる文献を読み、大学職員向けの勉強会に出かけ、大学院などで学ぶなどしてみるにつれて、多くの大学が、同じような問題やリスクを抱えて悩んでいるように、マイスターには思えてきました。
そんな中で、自分なりに感じた疑問を整理するため、また大学を取り巻く様々な情報を追っていくために、ブログを書いてみようと思い立ったのです。
もうひとつ、「大学職員」という立場で、大学問題についての意見や情報を日々発信していく、というのもブログ開設の目的の一つでした。
世間からすると、大学は、教員と学生だけで構成されているように思われてしまいがちです。
しかし今後、より良い大学を実現させようとするのであれば、優秀な教員だけではなく、大学を運営面で担う本当のプロフェッショナルの力も必要になってくるはずです。
そんな大学職員という存在を、世間の方々に知っていただくためにも、
「大学職員も、大学のことをこのように考えているんですが、皆さんはどう思いますか?」
ということを、日々発信していくブログがあったらいいんじゃないかと思ったのです。
そんなわけで2005年5月、元webプロデューサーの大学職員が大学問題を紹介するブログ、「俺の職場は大学キャンパス」の毎日更新を始めたのでした。
* * * * * * * * * *
さて、2007年4月に、マイスターは勤めていた大学を出て、別の職場に移りました。
それに合わせてブログも、「大学プロデューサーズ・ノート」という名称に変えました。
2年近くブログを続けている間に、多くの方々のお世話になりました。
大学アドミニストレーターとして活躍している、あるいは活躍できるように日々努力している方々から、多くのことを学ばせていただきました。
権限も経験も不足している中で、それでも勤務する大学のことを憂い、どうすればいいんだろうとうんうん唸っている方々と、思いを共有することができました。
おかげさまで、メールやブログのコメント欄、「大学職員.network」などを通じて、色々と意見をやりとりさせていただけることも増えました。
実は、日本中の大学に、がんばっている人達はいたのです。
そんな皆様と関わっていく中で、
「自分はどういう形で、この、日本中の大学でがんばっている人達と一緒に、大学を良くしていけるだろうか」
……と考えるようになりました。
それが転職を決意した大きな理由のひとつなのですが、その時に考えた名前が、「大学プロデューサーズ・ノート」です。
「大学を良くしたい!」と強く望み、大学の価値を最大に高めようとしている方々は、言ってみれば「大学プロデューサー」なんじゃないかと、マイスターは思うのです。
そんな、全国に散らばる大学プロデューサーのための情報が集まるようなブログ。
それを目指したいということで「大学プロデューサーズ・ノート」という名前にしました。
* * * * * * * * * *
もうすぐ、ブログ毎日更新1,000日目を迎えます。
「大学プロデューサーズ・ノート」もここで、次のステップを目指していきたいと思います。
マイスターの現在の肩書きは、初めて書きますが、「早稲田塾総研 主任研究員」です。
そして(ここの社員は全員がそうなのですが)、プロデューサーです。
ご存じない方もいるでしょうから簡単にご紹介しておきますと、早稲田塾は東京・神奈川に15校舎を持つ、大学受験予備校です。
何しろこの二都県にしかありませんから、首都圏以外の方はもしかするとご存じないかも知れません。
(良い意味で)予備校とは思えぬスタンスを貫いている、ちょっとユニークな教育機関です。
マイスターがこの塾をまだよく知らなかった頃に、ニュースなどを調べて書いた一本の記事がありますので、よろしければこちらをご覧ください。
・予備校が大学の指定校推薦枠を獲得:早稲田塾の取り組み(2006年07月13日)
http://www.unipro-note.net/archives/50221370.html
恥ずかしながらマイスターは、この記事を書くまでこの塾のほとんど知らなかったのですが、調べるほどに「これは、なにやら可能性のある教育機関だ」と思いました。
受験産業というよりも、「新しいタイプの教育機関」であるように思えたのです。
「高等教育を変えるための突破口が、ここにあるかも」と感じました。
その後、トップを始め、関係者の皆様と意見交換する縁もあり、気がつけば現在に至ります。
ブログで記事を書いたときには、まさかその半年後に自分がそこにいるなんて思ってもみませんでしたが……ブログというメディアの可能性、侮れません。
* * * * * * * * * *
で、ここからがようやく今日の本題です。
現在、マイスターの前には、1万人を数える現役高校生がいます。
そう、早稲田塾の塾生です。
自分なりに大学を訪ねたり、教授の特別授業に参加したりしながら、それでも将来について日々迷い悩んでいる、そんな若者達です。
その後ろには、保護者がいます。
我が子の進路を、誰よりも真剣に考えている方々です。
高校の教職員の皆様も、います。
今の大学はどうなっているのだろうかと気にかけつつも多忙で、あまり調べる時間が取れなかったりする方々です。
その周りには、小中学校の教職員や行政、その他・教育産業の関係者を始め、教育の行く末に関心を寄せる皆様もいます。
そんな皆様が、「大学はどうなっているんだ?」と、目をこらしているのです。
こうした方々にこそ、「大学のいま」と、「大学のこれから」を知ってもらうべきではないでしょうか。
もともと、
「教育の改善は社会全体の課題だ。だから学校や教員だけに丸投げするのではなく、できる限り多くの人間や組織が、可能な範囲で積極的に教育に関わっていった方がいいんじゃないか」
……というのがマイスターの持論です。
それでなくても、大学は社会にとって重要な機関なのです。大学を取り巻く環境の変化や、大学が抱えている問題などを多くの方々に知って欲しいですし、またそうあるべきだと思っています。
そんなわけで、結論を言いますと、
この「大学プロデューサーズ・ノート」を、
早稲田塾webサイト内に移転させることにしました。
↓こちらが、新しい「大学プロデューサーズ・ノート」です。
■「大学プロデューサーズ・ノート」(早稲田塾)
http://www.wasedajuku.com/wasemaga/unipro-note/
何か、ロゴがえらいことになっていますが、あまり気にしないように。
既に1月7日付けで、第一回目の記事をアップしてあります。
移転、と書きましたが、正確には以下のようにするつもりです。
●明日以降、連載の続きは、新しいサイトにアップしていきます。そんなわけで、すみません、RSSリーダーなどをお使いの方はお手数ですが新しいサイトのRSSを再度、ご利用ください。
●既存サイトは、すべての記事をそのまま残します。削除したりすることはありません。ただこちらは、個人的なお知らせなどを除いて、基本的に更新しません。
ブックマーク(お気に入り)やリンクなども、すみませんがよろしければ再設定していただければと思います。
なお、新サイトでの編集方針ですが……
編集方針は、
これまでと、全く変わりません。
素晴らしいなと思った事例はそのようにご紹介しますし、「これは問題では」と思った事例については、「これは問題では」と言います。有名大学でも文部科学省でも、ご紹介の仕方はみんな同じです。
マイスターの方が、「あの、本当にいいんですか社長」と念を押してしまいたくなるくらい、本当にこれまで通りです。
(というより、本来の目的である、1万人の高校生達の将来のことを考えると、むしろちゃんと言うべきことは言わないと!という気にもなるんです)
というわけで装いも新たに、といっても中身はまったく変わらないまま、「大学プロデューサーズ・ノート」は新しい場所で続いていきます。
もう二年半も続けましたが、何しろ教育が変わるのには時間がかかるものです。まだまだ終わりは見えません。
コメント欄やトラックバックの受付なども、これまでと全く変わりません。
新しいサイトでも、ご自由にご意見ご感想、ご指摘等をお寄せください。
メールを送ってくださるという方は、とりあえず当面は、今ご覧になっているこの既存サイトの右上、プロフィール欄にあるアドレスをお使いください。
(これはマイスターのプライベートアドレスですので、こちらに送られた内容は、マイスターしか読みません)
以上、ちょっと長くなりましたが、ちょっとした移転のご挨拶でした。
今後も、これまで以上に張り切って更新を続けていきたいと思います。
それでは、改めてこれからも、「大学プロデューサーズ・ノート」を、どうぞよろしくお願いいたします。
マイスターでした。
【移転先(再掲載)】
■「大学プロデューサーズ・ノート」(早稲田塾)
http://www.wasedajuku.com/wasemaga/unipro-note/
■早稲田塾
http://www.wasedajuku.com/
※余談ですがマイスター、早稲田塾トップページにある読み物系コンテンツ「ワセマガ」全体の編集長も兼任することになりました。
これらのコンテンツについてのご意見ご感想も、随時募集中です。
2008年01月06日
もはや受験商法? 合格祈願ビジネスあれこれ(2)
マイスターです。
・もはや受験商法? 合格祈願ビジネスあれこれ(1) (2008年01月05日)
http://www.unipro-note.net/archives/50422627.html
昨日の記事に続いて、本日も、合格祈願ビジネスの事例をご紹介します。
【動物園】
いきなり「……はい!?」と思われたかも知れません。
今年はどうしたわけか、動物園が「受験生応援」に乗り出しています。
■東武動物公園で縁起物の動物とパチリ
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20071227-300397.html
忙しい受験生が本当に動物園に来るのか少々疑問ですけれど。
続いては、「落ちない動物」シリーズ。
■オランウータン木から落ちず 御利益?合格祈願バッジ いしかわ動物園
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20080106-OYT8T00011.htm
これでいくと、他にもいろんな動物が対象になりそうです。
■落ちないコアラの「うん」で受験生応援 名古屋
http://www.asahi.com/edu/news/NGY200801040002.html
【その他】
これまでご紹介した以外にも、受験生を応援したくてしょうがない業種はたくさんあるようです。
■ネズミ絵馬に願い“託チュ〜” 京都タワー1階正面
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007122100184&genre=K1&area=K10
巨大絵馬は、もう定番ですね。京都には大学が多いので、結構、名物になるかも知れません。
■受験生 追い込み あとは験担ぎ
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008010690070434.html
今年は干支もねずみで、人気もアップでしょうか。
ねずみ小僧は常に裏口から入っていそうですが、そのへんのつっこみはナシの方向で。
■頑張る受験生を応援、大王製紙が「さくら咲けデザインBOX」ティシューを発売
http://www.drugstore-park.com/world/newsdetail_avnllmbvn_20071225101109.html
これはティッシュ。どうしてティッシュが合格応援? というつっこみはナシの方向で。
勉強机の傍らに置いてある鼻かみ用のティッシュも、どうせならこっちの方がうれしいかな、という感じでしょうか。
■「たおれんだるま」人気 日田市の「IDハウス」 立方体木片に愛嬌ある表情
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/oita/20071225/20071225_002.shtml
木工家具製造・販売会社による、「たおれない」というダルマ。
ほほぉ、一体どういうデザインなんだろう? と思って画像を探したところ、見つかったのが↓これ。
■「だるまNEW・倒れない四角のだるま」(だるまNOW)
http://www.amie.or.jp/daruma/sikaku.html
確かに……これなら倒れませんね。
「倒れても起き上がる」ダルマならたくさん売られていますが、それだと一浪です。
現役合格が当然という今の受験状況には、「そもそも倒れない」ダルマでないと対応できないのかも知れません。
■ばんえい代表馬が使用の蹄鉄
http://www.tokachi.co.jp/kachi/0801/01_04.htm
この調子でいくと来年辺り、タイヤメーカーやスポーツ用品店も「滑り止め」で受験生応援グッズを出しそうです。
■「合格祈願米」を販売、300トンに願掛け−県農協
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20071207000339
コメ大国の日本でコメを使わない手はありませんよね。というわけで、合格祈願米です。なにしろ主食ですので、知らない間にご利益が得られます。
これも来年以降、同じことをやるところが増えそうな予感がします。
■ビジョンメガネ、受験生向け「落ちないメガネ・お守りメガネ」
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20071221/1005593/
これのためにわざわざ眼鏡をつくり直す人がいるのでしょうか……。
■タコグッズ「置くとパス」させて 受験御利益 祈願の神事 天草市有明町
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kumamoto/20071222/20071222_003.shtml
「パス」の部分から強引にひねり出した感じです。
タコにすがっているヒマがあったら勉強した方が……と個人的には思わないでもありませんが、地元の商工会は喜んでいる模様。
■スペースカレー 辛めの味で宇宙気分
http://www.asahi.com/edu/student/atama/TKY200712180282.html
ついにJAXAまで絡んできました。受験生応援ビジネスは宇宙レベルです。
以上、二日間にわたって受験生応援ビジネスの事例をご紹介しました。
色々と、ご利益がありそうなものが並びましたが、ひとつ注意点が。
あくまでも、こういった商品やサービスは「験担ぎ」。何事も、努力があればこそです。
まずは勉強、がんばってください。
以上、マイスターでした。
・もはや受験商法? 合格祈願ビジネスあれこれ(1) (2008年01月05日)
http://www.unipro-note.net/archives/50422627.html
昨日の記事に続いて、本日も、合格祈願ビジネスの事例をご紹介します。
【動物園】
いきなり「……はい!?」と思われたかも知れません。
今年はどうしたわけか、動物園が「受験生応援」に乗り出しています。
■東武動物公園で縁起物の動物とパチリ
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20071227-300397.html
東武動物公園(埼玉県宮代町)で、来年のえとのネズミにちなんだモルモットや、縁起物とされるヘビ、フクロウとの記念撮影が家族連れやカップル、受験生らに人気を集めている。まずはこれ。
(上記記事より)
忙しい受験生が本当に動物園に来るのか少々疑問ですけれど。
続いては、「落ちない動物」シリーズ。
■オランウータン木から落ちず 御利益?合格祈願バッジ いしかわ動物園
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20080106-OYT8T00011.htm
野生のオランウータンは樹上で生活する習性があり、握力が300キロ以上あるため、誤って地面に落ちることもないという。同園は、この習性に目をつけ、2005年から合格祈願のバッジを制作。11歳の雄「ブロトス」の写真に「合格祈願」と書かれたバッジは、飼育舎前に一晩おき、願掛けをして完成させる。オランウータンも、まさか普通に生活しているだけで、日本の受験生を応援できているとは思っていないでしょう。
(上記記事より)
これでいくと、他にもいろんな動物が対象になりそうです。
■落ちないコアラの「うん」で受験生応援 名古屋
http://www.asahi.com/edu/news/NGY200801040002.html
落ちない「うん」で受験を乗り切って――。東山動植物園(名古屋市千種区)が、コアラのうんちを配合したしおりを6日、受験生やその家族を対象に、先着300人に配布する。木の上で18〜20時間寝ていても地面に落ちないコアラにあやかってもらおうという狙いで、その名も「コアラのウン(運)チペーパーしおり」。もらった方もリアクションに困りそう。
(上記記事より)
【その他】
これまでご紹介した以外にも、受験生を応援したくてしょうがない業種はたくさんあるようです。
■ネズミ絵馬に願い“託チュ〜” 京都タワー1階正面
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007122100184&genre=K1&area=K10
巨大絵馬は、もう定番ですね。京都には大学が多いので、結構、名物になるかも知れません。
■受験生 追い込み あとは験担ぎ
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008010690070434.html
子(ね)年にふさわしい開運品として人気を集めているのが、諸宗山無縁寺回向院(東京都墨田区)の「ねずみ小僧次郎吉の墓」のかけら。お上の手から逃れ続けた強運にあやかろうと、江戸時代から墓石が削られ、賭け事のお守りになってきた。マイスターは知らなかったのですが、ねずみ小僧の墓というのは、昔からお守りとして人気なのだそうです。
ところが、最近は、忍び込むのが難しい武家屋敷や蔵で“快盗”を続けた逸話から「難しい試験もするりと通る」と受験生にも人気になった。祈願に訪れる人が後を絶たず、墓の前に削り取り用の墓(お前立ち)が置かれているほどだ。お前立ちは念願かなった人の寄付で代を重ねているが、「今のお前立ちは硬いので、削る道具を用意した方がいい」(同院)とのこと。運をつかみたいなら「自らの手で」。削って送るサービスはない。
(上記記事より)
今年は干支もねずみで、人気もアップでしょうか。
ねずみ小僧は常に裏口から入っていそうですが、そのへんのつっこみはナシの方向で。
■頑張る受験生を応援、大王製紙が「さくら咲けデザインBOX」ティシューを発売
http://www.drugstore-park.com/world/newsdetail_avnllmbvn_20071225101109.html
これはティッシュ。どうしてティッシュが合格応援? というつっこみはナシの方向で。
勉強机の傍らに置いてある鼻かみ用のティッシュも、どうせならこっちの方がうれしいかな、という感じでしょうか。
■「たおれんだるま」人気 日田市の「IDハウス」 立方体木片に愛嬌ある表情
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/oita/20071225/20071225_002.shtml
木工家具製造・販売会社による、「たおれない」というダルマ。
ほほぉ、一体どういうデザインなんだろう? と思って画像を探したところ、見つかったのが↓これ。
■「だるまNEW・倒れない四角のだるま」(だるまNOW)
http://www.amie.or.jp/daruma/sikaku.html
確かに……これなら倒れませんね。
「倒れても起き上がる」ダルマならたくさん売られていますが、それだと一浪です。
現役合格が当然という今の受験状況には、「そもそも倒れない」ダルマでないと対応できないのかも知れません。
■ばんえい代表馬が使用の蹄鉄
http://www.tokachi.co.jp/kachi/0801/01_04.htm
冬の競走馬は氷雪路面で滑らないように凸凹のついた「刻み蹄鉄」を着ける。これが「滑り止めとして受験生のお守りになると話題」(同会)と言い、受験シーズンを迎えてさらに人気を呼びそう。鉄道会社の「滑り止めの砂」に続き、今度は競馬場が「滑らない蹄鉄」で受験生応援ビジネスに参入。
(上記記事より)
この調子でいくと来年辺り、タイヤメーカーやスポーツ用品店も「滑り止め」で受験生応援グッズを出しそうです。
■「合格祈願米」を販売、300トンに願掛け−県農協
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20071207000339
滝宮天満宮で行われた祈とう式で、コメの一部とコメ袋に張るおみくじ付きの札6万枚に合格の願を掛けた。また、宮司がコメの倉庫にも赴き、祈とうを行った。札には「祈とう 合格祈願米 学問の神様 滝宮天満宮」と書いてある。滝宮天満宮で行われた祈とう式で、コメの一部とコメ袋に張るおみくじ付きの札6万枚に合格の願を掛けた。また、宮司がコメの倉庫にも赴き、祈とうを行った。札には「祈とう 合格祈願米 学問の神様 滝宮天満宮」と書いてある。(上記記事より)ついに農協が動きました。
コメ大国の日本でコメを使わない手はありませんよね。というわけで、合格祈願米です。なにしろ主食ですので、知らない間にご利益が得られます。
これも来年以降、同じことをやるところが増えそうな予感がします。
■ビジョンメガネ、受験生向け「落ちないメガネ・お守りメガネ」
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20071221/1005593/
これのためにわざわざ眼鏡をつくり直す人がいるのでしょうか……。
■タコグッズ「置くとパス」させて 受験御利益 祈願の神事 天草市有明町
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kumamoto/20071222/20071222_003.shtml
受験シーズンを控え、有明海に生息するタコが特産の天草市有明町で21日、合格祈願の神事が催された。タコの英語名「オクトパス」を「置くとパス(合格)」ともじり、ぬいぐるみなど数々のタコ関連商品を「受験のお守りに」とPRしている地元商工会が実施。タコ商品に「御利益」があるよう祈願した。もう何がなんだか。
(略)商工会によると、昨年に続き今年も、全国の受験生からタコ商品の入手方法の問い合わせが相次いでいるという。「『わら』より『タコ』にすがる受験生が増えて何よりです」
(上記記事より)
「パス」の部分から強引にひねり出した感じです。
タコにすがっているヒマがあったら勉強した方が……と個人的には思わないでもありませんが、地元の商工会は喜んでいる模様。
■スペースカレー 辛めの味で宇宙気分
http://www.asahi.com/edu/student/atama/TKY200712180282.html
宇宙航空研究開発機構(JAXA)がハウスに開発を委託した「宇宙日本食」シリーズのひとつだそうですが、究極の「受験生食」として、さりげなく受験生にもアピール。
宇宙飛行士たちが青い地球を眺めながら食べるカレーが地上でも楽しめる。ハウス食品が11月に発売したレトルト食品「スペースカレー」。通信販売などでの限定発売だが、宇宙気分を味わって頭脳明晰(めいせき)な飛行士たちにあやかりたいのか、予想以上の売れ行きだ。
(略)蔵本さんは「閉鎖空間でのストレスが軽くなるよう工夫したので、受験生にもいいかもしれませんよ」と話している。
(上記記事より)
ついにJAXAまで絡んできました。受験生応援ビジネスは宇宙レベルです。
以上、二日間にわたって受験生応援ビジネスの事例をご紹介しました。
色々と、ご利益がありそうなものが並びましたが、ひとつ注意点が。
ただ、同園は「バッジに御利益があるといっても、努力しない人には効き目がありませんのでご注意を……」と話している。これ、すべての例に共通だと思います。
(「オランウータン木から落ちず」(読売オンライン)記事より)
あくまでも、こういった商品やサービスは「験担ぎ」。何事も、努力があればこそです。
まずは勉強、がんばってください。
以上、マイスターでした。
2008年01月05日
もはや受験商法? 合格祈願ビジネスあれこれ(1)
マイスターです。
受験生にとっては、ラストスパートをかけるこの時期。
毎年、スパートをかけている人達が、実は他にもいます。
(過去の記事)
・受験生必見? 合格祈願グッズあれこれ(2007年01月13日)
http://www.unipro-note.net/archives/50280824.html
・受験生を応援したい人達(2007年01月31日)
http://www.unipro-note.net/archives/50285722.html
・本郷商店街 「サクラサク」による町おこし(2007年02月01日)
http://www.unipro-note.net/archives/50286243.html
そう、この時期は、「受験生応援シーズン」でもあるのです。
かつては神社くらいしか行っていなかった合格祈願も、今や食品製造業やコンビニ、鉄道会社までが手がけるビジネスになりました。
今年も、様々な事例が登場しているようです。
【神社】
■受験生は「祈!合格」 太宰府天満宮にぎわう
http://www.asahi.com/life/update/0103/SEB200801020001.html
■「絶対合格」祈願 富山で受験生が絵馬奉納
http://hokuriku.yomiuri.co.jp/hoksub5/winter/ho_s5_06010101.htm?from=goo
■岩津天満宮で進学祈願大祭
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20080105-OYT8T00505.htm
■合格祈り絵馬奉納 受験シーズン前参拝相次ぐ 綱敷天満宮
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20080105-OYT8T00449.htm
■お松大権現に合格祈願
http://www.jrt.co.jp/news/scripts/newscont.asp?NewsId=10406
まずは元祖・合格祈願の神社。太宰府天満宮を始め、全国でニュースに取り上げられていますね。
続いては、近年、受験祈願ビジネスで躍進が見られる、鉄道。
【鉄道会社】
■合格祈願!「学駅」キーホルダー発売−25日から
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20071222000277
■合格祈願:「勝田」「本銚子」…縁起の良い駅名を携帯ストラップに
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/20071214/
縁起のいい駅名にあやかるというのは基本中の基本。
■受験生に「すべり防止砂」 一勝地駅
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20080105200009&cid=main
今年報道されている分だけでも、他にも↓数駅が同じことをやっています。
■受験生は必携「滑らない」砂 新花巻駅で配布
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080102_5
■受験生に「勝利を砂ポート」 京阪電鉄がお守り配布
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20071220/CK2007122002073464.html
■秩父鉄道 滑り止め砂で合格を 1月からお守り切符販売
http://www.saitama-np.co.jp/news12/26/18l.html
■滑り止め砂にあやかって 岡山電気軌道、27日から合格お守り販売
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/12/26/2007122615020169027.html
あと、今年は「巨大絵馬」の報道も多かったです。
■ジャンボ絵馬がお目見え 届け!合格への願い(JR函館駅)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/69086.html
■改札口に合格祈願の大型絵馬 岩見沢(JR岩見沢駅)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/68276.html
■巨大「合格祈願絵馬」(JR気仙沼駅)
http://www.sanriku-kahoku.com/news/2007_12/k/071229k-ema.html
とりあえずやってみた、という感じでしょうか。
でもまぁ、受験会場に向かう途中の駅でこういったものを目にしたら、確かにちょっとは勇気づけられるかも知れませんね。
鉄道ではありませんが、↓空港でも同じことをやっていました。
■富山空港 “春”待つ思い 神様へ 福岡便廃止も大好評で継続 ジャンボ絵馬登場
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2007121902073375.html
さて、次はお待ちかね、コンビニ&食品業界の受験生応援キャンペーンです。
昨年も、強引な駄洒落商品名がたくさん見られましたが、今年はどうでしょうか。
【コンビニ・食品会社】
■ポッキーは「キッポー」 受験シーズンに各社知恵比べ
http://www.asahi.com/edu/news/OSK200712310008.html
(「スコーン!」って、どっちかというと落ちたときの音に聞こえるのはマイスターだけ?)
↓貴重なビジネスチャンスと言うことで、今年は、コンビニ各社も積極的に受験生キャンペーンに乗り出しています。
■ファミリーマートは受験生を応援します! 『食べて必勝!ガンバレ受験生フェア』開催
http://www.news2u.net/NRR200725699.html
■am/pmジャパン、“カツ”を使用した受験生応援商品「がんばれ受験生!!」シリーズを発売
http://www.mylifenote.net/001/ampm_13.html
■1/8〜ローソンに験担ぎコーナー
http://www.kenoh.com/mimi/pc/12587719.html
その中でも、中心になりそうなのが、お菓子商品の数々。
■ロッテ、受験生応援オリジナルパッケージ商品「めざせ合格!コアラのマーチ」など数量限定発売
http://www.mylifenote.net/002/post_3380.html
■ハウス食品、合格応援企画のチップス「オー・ザック」<受(う)カルボナーラ味>を発売
http://www.mylifenote.net/002/post_3369.html
お菓子の事例は他にもたくさんあるので、並べておきます。
というか、多すぎて紹介しきれません。
■森永製菓、受験シーズンに向け受験生応援商品「天才キョロちゃんチョコボール」など3品を発売
http://www.mylifenote.net/002/3_131.html
■受験生を応援する「チェリー味のミンティア」が発売
http://www.excite.co.jp/season/product/sid_00131196667811.html
■【新商品】受験生を応援するビスケット「たべっ子合格くん チョコビスケット」
http://sankei.jp.msn.com/release/foods/071231/fds0712310446000-n1.htm
■KDDI、ネスレ「キットカット」で受験生応援キャンペーン
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37829.html
あと、今年はカップメン業界も、受験生応援ビジネスに参入した模様。
■受験生向けのカップ入り即席麺「必ず!スーパー勝っプ みそラーメン」
http://sankei.jp.msn.com/release/foods/071226/fds0712260403001-n1.htm
■東洋水産、「マルちゃん がんばれ!受験生 醤油味ラーメン」と「同 塩味ラーメン」を発売
http://www.mylifenote.net/001/post_3347.html
もともと、手頃な夜食になっていそうですから、企画的に合うと言えば合うのかも知れません。
中でも必死さが際だっていたのが、↓日清食品。
■日清食品、「日清チキンラーメン 受験生応援カップ」と「出前一丁 受験生応援カップ」を期間限定発売
http://www.mylifenote.net/001/post_3373.html
■「がんばリングで受かリンゴ」敷島製パンから「食」で受験生を応援する「合格応援本舗II」シリーズ全7品を発売。
http://japan.techinsight.jp/2007/12/200712190048.html
↑これはパンですね。DHA入りだそうです。
しかし食品業界というのは、語呂合わせをしないと気が済まないのでしょうか。
スーパーやコンビニに陳列され、ちょっとした印象の差で選ばれるという厳しい争いにおいては、他社より少しでもインパクトがないとダメということでしょうかね。
とりあえず、その辺りの社会の厳しさは、受験生に伝わりそうです。
ちょっと変わっているのが、ネスレの↓これ。ゲームセンターだけの限定商品だそうです。
■ネスレコンフェクショナリー、ゲーム機専用のキットカット受験生応援商品を発売
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=178077&lindID=4
■食品店主と高校生が地元大豆で合格祈願の干し納豆を商品化/相模原
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiidec0712533/
もう何でもアリです。
【高校のイベント】
■受験シーズン本番へ 都城西高で「合格うどん」 保護者らが振る舞う
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20080106/20080106_001.shtml
■大学合格祈りたこ揚げ 長崎北陽台高で恒例行事
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20071214/09.shtml
■“激励勝つカレー”
http://www.tostv.jp/news/index.php?nno=4596
高校が自前で用意する合格応援モノにも、食べ物が多いですね。
さて、ちょっと長くなって来ました。実はまだまだご紹介する事例があるのです。
本来なら明日はニュースクリップですが、今日の続きで、残りの合格ビジネスをご紹介することにします。
とりあえず今日はここまで。
以上、マイスターでした。
受験生にとっては、ラストスパートをかけるこの時期。
毎年、スパートをかけている人達が、実は他にもいます。
(過去の記事)
・受験生必見? 合格祈願グッズあれこれ(2007年01月13日)
http://www.unipro-note.net/archives/50280824.html
・受験生を応援したい人達(2007年01月31日)
http://www.unipro-note.net/archives/50285722.html
・本郷商店街 「サクラサク」による町おこし(2007年02月01日)
http://www.unipro-note.net/archives/50286243.html
そう、この時期は、「受験生応援シーズン」でもあるのです。
かつては神社くらいしか行っていなかった合格祈願も、今や食品製造業やコンビニ、鉄道会社までが手がけるビジネスになりました。
今年も、様々な事例が登場しているようです。
【神社】
■受験生は「祈!合格」 太宰府天満宮にぎわう
http://www.asahi.com/life/update/0103/SEB200801020001.html
■「絶対合格」祈願 富山で受験生が絵馬奉納
http://hokuriku.yomiuri.co.jp/hoksub5/winter/ho_s5_06010101.htm?from=goo
■岩津天満宮で進学祈願大祭
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20080105-OYT8T00505.htm
■合格祈り絵馬奉納 受験シーズン前参拝相次ぐ 綱敷天満宮
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20080105-OYT8T00449.htm
■お松大権現に合格祈願
http://www.jrt.co.jp/news/scripts/newscont.asp?NewsId=10406
まずは元祖・合格祈願の神社。太宰府天満宮を始め、全国でニュースに取り上げられていますね。
続いては、近年、受験祈願ビジネスで躍進が見られる、鉄道。
【鉄道会社】
■合格祈願!「学駅」キーホルダー発売−25日から
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20071222000277
■合格祈願:「勝田」「本銚子」…縁起の良い駅名を携帯ストラップに
http://mainichi.jp/select/wadai/graph/20071214/
縁起のいい駅名にあやかるというのは基本中の基本。
■受験生に「すべり防止砂」 一勝地駅
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20080105200009&cid=main
一勝地駅は「あなたの“一勝”を祈願します」と記したお守り入場券(百六十円)を発行して人気を呼んでいるほか、村は地名にちなんだ合格祈願の散策コースをPR。防止砂は人吉市の人吉駅の杉和憲駅長(48)が「ゲンをかついで入場券とセットでプレゼントしよう」と発案。駅の機関庫で保管している砂を提供した。昨年辺りから、この「滑らない砂」の事例が増えてきました。
砂は「合格祈願」「必勝」のシール付きの小さな袋に入れ、好きなだけ持ち帰ることができる。村はPRチラシや袋づくりなどで協力。第一弾として砂約三キロと、袋二百四十枚を用意した。「桜咲く」とかけて「砂ita(さいた)」と名付け、駅舎内に置いている。
(上記記事より)
今年報道されている分だけでも、他にも↓数駅が同じことをやっています。
■受験生は必携「滑らない」砂 新花巻駅で配布
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080102_5
■受験生に「勝利を砂ポート」 京阪電鉄がお守り配布
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20071220/CK2007122002073464.html
■秩父鉄道 滑り止め砂で合格を 1月からお守り切符販売
http://www.saitama-np.co.jp/news12/26/18l.html
■滑り止め砂にあやかって 岡山電気軌道、27日から合格お守り販売
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2007/12/26/2007122615020169027.html
あと、今年は「巨大絵馬」の報道も多かったです。
■ジャンボ絵馬がお目見え 届け!合格への願い(JR函館駅)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/69086.html
■改札口に合格祈願の大型絵馬 岩見沢(JR岩見沢駅)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/68276.html
■巨大「合格祈願絵馬」(JR気仙沼駅)
http://www.sanriku-kahoku.com/news/2007_12/k/071229k-ema.html
とりあえずやってみた、という感じでしょうか。
でもまぁ、受験会場に向かう途中の駅でこういったものを目にしたら、確かにちょっとは勇気づけられるかも知れませんね。
鉄道ではありませんが、↓空港でも同じことをやっていました。
■富山空港 “春”待つ思い 神様へ 福岡便廃止も大好評で継続 ジャンボ絵馬登場
http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2007121902073375.html
学問の神様で知られる太宰府天満宮(福岡県太宰府市)に受験生の思いを届けようと、富山市の富山空港ターミナルビルに十八日、「ジャンボ絵馬」が登場した。願い札を書いて絵馬横の札掛けにかけておくと、東京経由で空輸され、同天満宮に奉納される。ちゃんと太宰府天満宮に届けられる分、こちらはちょっと工夫されていますね。これなら書こうかな、という気になりそう。
(上記記事より)
さて、次はお待ちかね、コンビニ&食品業界の受験生応援キャンペーンです。
昨年も、強引な駄洒落商品名がたくさん見られましたが、今年はどうでしょうか。
【コンビニ・食品会社】
■ポッキーは「キッポー」 受験シーズンに各社知恵比べ
http://www.asahi.com/edu/news/OSK200712310008.html
江崎グリコは、ポッキーを買うと抽選で5000人に、パッケージの文字や写真が逆さまに印刷された「キッポー(吉報)ポッキー」が当たる企画を実施中だ。フルタ製菓は五角の箱に「成功YEAR!(イヤー)」と印刷した「セコイヤチョコ」を12月に発売した。
日清食品も「チキンラーメン」などの具材に「開運祈願!ひらけゴマ」「スコーン!と合格」など意味づけを加えた応援版を7日に出す。敷島製パンは「きっ十勝あんたっぷりサンドロール」などを販売している。
エースコックの場合、昨シーズン、「カレーうどん」の「うカレーうどん」版を出すと、同商品全体で通常の4倍売れた。同社は「スーパーも特設棚で盛り上げ、少子化の逆風を感じさせない活気ある市場」と話す。スコーンと合格、って……。さっそく飛ばしていますね。
(以上、すべて上記記事より)
(「スコーン!」って、どっちかというと落ちたときの音に聞こえるのはマイスターだけ?)
↓貴重なビジネスチャンスと言うことで、今年は、コンビニ各社も積極的に受験生キャンペーンに乗り出しています。
■ファミリーマートは受験生を応援します! 『食べて必勝!ガンバレ受験生フェア』開催
http://www.news2u.net/NRR200725699.html
■am/pmジャパン、“カツ”を使用した受験生応援商品「がんばれ受験生!!」シリーズを発売
http://www.mylifenote.net/001/ampm_13.html
■1/8〜ローソンに験担ぎコーナー
http://www.kenoh.com/mimi/pc/12587719.html
その中でも、中心になりそうなのが、お菓子商品の数々。
■ロッテ、受験生応援オリジナルパッケージ商品「めざせ合格!コアラのマーチ」など数量限定発売
http://www.mylifenote.net/002/post_3380.html
「めざせ合格!キシリトールガムハンディボトル<クールシトラス>」は、「きっちり通る=キシリトール」の語呂合わせを合言葉に、「ガムを噛みながら勉強を頑張って欲しい」という願いも込めた、受験生応援オリジナルパッケージ商品。
「めざせ合格!コアラのマーチ」は、コアラは「寝ている時も木から落ちない」ことから生まれた、受験生応援オリジナルパッケージ商品。
「トッパ」は、「Toppo」に受験“突破”(Toppa)の語呂を合わせた受験生応援オリジナルパッケージ商品。苦しい語呂合わせが飛び交っています。ネスレ「キットカット」のクチコミから始まった、お菓子による受験生応援。今では、各お菓子メーカーの企画開発のおじさん達が必死にアタマをひねって商品名にする時代です。
(以上、すべて上記記事より)
■ハウス食品、合格応援企画のチップス「オー・ザック」<受(う)カルボナーラ味>を発売
http://www.mylifenote.net/002/post_3369.html
「試験に合格する(=受かる)ように」と、「桜咲(オー・ザ)ック」「受(う)カルボナーラ味」など、縁起の良い言葉やフレーバー名を採用したとのこと。応援する考え、って言われても……うーむ。
同社では、ハウス「オー・ザック」<受(う)カルボナーラ味>の発売で、受験生の合格を応援する考え。
(上記記事より)
お菓子の事例は他にもたくさんあるので、並べておきます。
というか、多すぎて紹介しきれません。
■森永製菓、受験シーズンに向け受験生応援商品「天才キョロちゃんチョコボール」など3品を発売
http://www.mylifenote.net/002/3_131.html
■受験生を応援する「チェリー味のミンティア」が発売
http://www.excite.co.jp/season/product/sid_00131196667811.html
■【新商品】受験生を応援するビスケット「たべっ子合格くん チョコビスケット」
http://sankei.jp.msn.com/release/foods/071231/fds0712310446000-n1.htm
■KDDI、ネスレ「キットカット」で受験生応援キャンペーン
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/37829.html
あと、今年はカップメン業界も、受験生応援ビジネスに参入した模様。
■受験生向けのカップ入り即席麺「必ず!スーパー勝っプ みそラーメン」
http://sankei.jp.msn.com/release/foods/071226/fds0712260403001-n1.htm
■東洋水産、「マルちゃん がんばれ!受験生 醤油味ラーメン」と「同 塩味ラーメン」を発売
http://www.mylifenote.net/001/post_3347.html
もともと、手頃な夜食になっていそうですから、企画的に合うと言えば合うのかも知れません。
中でも必死さが際だっていたのが、↓日清食品。
■日清食品、「日清チキンラーメン 受験生応援カップ」と「出前一丁 受験生応援カップ」を期間限定発売
http://www.mylifenote.net/001/post_3373.html
「日清チキンラーメン受験生応援カップ」は、コシとツルミのあるチキンラーメンのめんを使用。(略)具材は、受験生を応援する縁起をかつぐ具材にこだわったとのこと。チキンラーメンとの相性も抜群だという。縁起をかつぐ具材は、チキンカツ(キチンと勝つぞ)、花かまぼこ(咲いてめでたい花かまぼこ)、たまご(合格目前!ラン♪卵♪ラン♪)、ごま(開運祈願!ひらけゴマ)、ネギ(ネギーギブアップ)。
「出前一丁受験生応援カップ」は、ツルミが特徴の出前一丁のめんを使用。(略)縁起をかつぐ具材は、ごまラー油(あ〜ラー油♪合格一丁)、チャーシュー(チャーシュ[チャンス]をつかめ!)、コーン(スコーン!と合格)、キャベツ(試験の出来はキャクベツ[格別]!)、にんじん(にんじん食べて受キャロット[受かろっと]!)。強引な語呂合わせもここまで来ると、めまいを覚えそうです。かえって受験勉強時のストレスが増加するのでは……。
(上記記事より)
■「がんばリングで受かリンゴ」敷島製パンから「食」で受験生を応援する「合格応援本舗II」シリーズ全7品を発売。
http://japan.techinsight.jp/2007/12/200712190048.html
↑これはパンですね。DHA入りだそうです。
しかし食品業界というのは、語呂合わせをしないと気が済まないのでしょうか。
スーパーやコンビニに陳列され、ちょっとした印象の差で選ばれるという厳しい争いにおいては、他社より少しでもインパクトがないとダメということでしょうかね。
とりあえず、その辺りの社会の厳しさは、受験生に伝わりそうです。
ちょっと変わっているのが、ネスレの↓これ。ゲームセンターだけの限定商品だそうです。
■ネスレコンフェクショナリー、ゲーム機専用のキットカット受験生応援商品を発売
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=178077&lindID=4
本商品はゲームセンターのクレーンゲーム等のプライズ・マシン(景品獲得型ゲーム機)の景品として登場します。六角のスリーブ状の大型パッケージは、縁起物の紅白を基調に合格をイメージしたサクラのビジュアルが施され、中にはミルクチョコレート味の「キットカット」と、ホワイトチョコレート味の「キットカット」が入っています。受験本番前のひと時のブレイクもかねて楽しめます。また、中の小袋には各種の応援メッセージが書き込まれています。ひと時のブレイクで終わればいいのですが、なかなか景品が取れず、ゲームに夢中になってしまうという可能性もありますのでご注意を。
(上記記事より)
■食品店主と高校生が地元大豆で合格祈願の干し納豆を商品化/相模原
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiidec0712533/
脳を活性化させる糖分の多い定番の「黒糖味」に地元高校生考案のラベルを張った商品で、納豆の糸に掛けて「ねばーねばーギブアップ」とのメッセージが添えられている。もはや干し納豆までが、合格祈願の対象に。
(上記記事より)
もう何でもアリです。
【高校のイベント】
■受験シーズン本番へ 都城西高で「合格うどん」 保護者らが振る舞う
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20080106/20080106_001.shtml
■大学合格祈りたこ揚げ 長崎北陽台高で恒例行事
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20071214/09.shtml
■“激励勝つカレー”
http://www.tostv.jp/news/index.php?nno=4596
高校が自前で用意する合格応援モノにも、食べ物が多いですね。
さて、ちょっと長くなって来ました。実はまだまだご紹介する事例があるのです。
本来なら明日はニュースクリップですが、今日の続きで、残りの合格ビジネスをご紹介することにします。
とりあえず今日はここまで。
以上、マイスターでした。
2008年01月04日
「良問」をめざして
マイスターです。
センター試験も間近に迫り、これからいよいよ一般入試のシーズンに突入しますね。
ちなみに文科省の調べによると、平成19年度の入試を経て私立大学に入学したのは476,823人。
そのうち「一般選抜(1〜3月頃に行われる筆記型の入試、いわゆる「一般入試」)」で入学したのは、236,669人。計算すると、入学者全体のおよそ49.6%にしかなりません。
(参考)
■「平成19年度国公私立大学入学者選抜実施状況(PDF)」(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/09/07092611/001.pdf
そう、私立大学に関して言えば、今や入学者の半分以上は、推薦やAO入試など「一般入試以外の方法」で選抜された学生なのです。
2月のアタマ頃にTVニュースのアナウンサーが「いよいよこれから大学受験が本格化してきます」と言っている頃には、実は半分程度の学生が既に、どこかしらの行き先を確保しているという時代なのですね。
メディアはあんまり指摘しませんが、大学入試はすっかり変わってきているのです。
……とは言え、問題を解かせて学力を測る筆記試験も、大切です。
じっくりと課題に向き合わせ、知識や思考力を問うことでしか、得られない人材というものはあるでしょう。
今後も、一般入試がまったく無くなるわけではないと思います。
ただしそのためには、「適切に学力を問うことができる問題である」ということが前提になります。
そうでないと、一般入試をやる意義が薄れてしまいます。
でもこれ、簡単ではありません。
「自分の大学が行っている入学試験は、毎年、適切に学力を問えている」なんて胸を張って言える人が、果たして大学にどのくらいいるでしょうか。
というわけで、↓こんな話題をご紹介します。
【教育関連ニュース】-----------------------------------------
■「大学が作った問題、高校教員が『良否』」(読売オンライン)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20080104us41.htm
------------------------------------------------------------
この記事では産能大学が取り上げられていますが、他にも同様の取り組みを行っているところはあるかも知れませんん。
冒頭で、AOや推薦が拡大している旨をご紹介しましたが、一般入試の在り方も以前とは違ってきています。
受験機会は増え、受験スタイルや選択科目も多様化しました。大学の教員(特に教養課程の教員)は、何パターンもの入試問題を作成するために、多大な時間と労力を獲られるようになってきています。
従って
「確実に『良い学生』を選抜できる入試問題」
をいかにして効率よく作成するか、ということが、これから各大学共通の課題になってくるように思われます。
いかにして良問を作成するか。
そのために、高校教員のアドバイスを借りようというのが、上記の記事の例です。
確かに、こういうこともある程度は必要かも知れません。
というのも大学入試問題というのは、中等教育と高等教育を接続する位置にあるからです。
「大学でこういう知識が必要だから、こういうことを聞きたい」と大学側が思っても、それが中等教育までの学習内容をまったく無視したものであっては、接続になりませんよね。
その意味では、逆にあまり高校側の意見ばかりを鵜呑みにし過ぎるのも、これはこれでよくないように思います。
高校教員が「良問」と思う問題が、大学入学後の学びの基礎を問うものになっているかというと、必ずしもそうではないかもしれません。
結局、高校と大学の学習活動をうまくつなげられるよう、それぞれの内容を丁寧に見て、試行錯誤していくほかないのかな、と思います。
ただ、高校の教員というのは、大学から見れば、最も入試問題の内容を教えてはマズイ人なんじゃないか? という率直な疑問も浮かびますが、そのあたりどうなのでしょう。
(過去の関連記事)
・1割の大学が入試問題を外注 文科省「自前で作成を」(2007年07月05日)
http://www.unipro-note.net/archives/50325415.html
入試問題の作成を、企業などに外注している大学があることについて、文科省は、
企業はダメでも、高校教員ならいいのかな。文科省の方に、ちょっとご意見を伺ってみたいところです。
なお「良問」を追求するための方法としては、他に↓こんな動きも進んでいます。
(過去の関連記事)
・全国66大学が、来春から「過去問」を共有&再利用(2007年05月18日)
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50313687.html
過去問の利用は、「良かった問題」と「悪かった問題」を区別し、前者をうまく活用していくという流れにつながります。
丁寧に取り組めば、「この問題に正答した学生は入学後も落ちこぼれていない」といったデータを解析することも可能かと思います。
(ただし、必要な知識・スキルを持ち合わせたスタッフを、この作業のために貼り付けられれば、の話ですが……。これがまた難しそうです)
これから大学の関係者は、教員も職員もだんだん、入試業務で忙しくなってきます。
そんな中、「良問って何だろう?」ということを考えながら、自校の入試問題を見てみると、何か新たな発見があるかも知れませんね。
以上、マイスターでした。
センター試験も間近に迫り、これからいよいよ一般入試のシーズンに突入しますね。
ちなみに文科省の調べによると、平成19年度の入試を経て私立大学に入学したのは476,823人。
そのうち「一般選抜(1〜3月頃に行われる筆記型の入試、いわゆる「一般入試」)」で入学したのは、236,669人。計算すると、入学者全体のおよそ49.6%にしかなりません。
(参考)
■「平成19年度国公私立大学入学者選抜実施状況(PDF)」(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/09/07092611/001.pdf
そう、私立大学に関して言えば、今や入学者の半分以上は、推薦やAO入試など「一般入試以外の方法」で選抜された学生なのです。
2月のアタマ頃にTVニュースのアナウンサーが「いよいよこれから大学受験が本格化してきます」と言っている頃には、実は半分程度の学生が既に、どこかしらの行き先を確保しているという時代なのですね。
メディアはあんまり指摘しませんが、大学入試はすっかり変わってきているのです。
……とは言え、問題を解かせて学力を測る筆記試験も、大切です。
じっくりと課題に向き合わせ、知識や思考力を問うことでしか、得られない人材というものはあるでしょう。
今後も、一般入試がまったく無くなるわけではないと思います。
ただしそのためには、「適切に学力を問うことができる問題である」ということが前提になります。
そうでないと、一般入試をやる意義が薄れてしまいます。
でもこれ、簡単ではありません。
「自分の大学が行っている入学試験は、毎年、適切に学力を問えている」なんて胸を張って言える人が、果たして大学にどのくらいいるでしょうか。
というわけで、↓こんな話題をご紹介します。
【教育関連ニュース】-----------------------------------------
■「大学が作った問題、高校教員が『良否』」(読売オンライン)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20080104us41.htm
------------------------------------------------------------
入試問題を高校教員に批評してもらう大学がある。詳細は、リンク元をご覧ください。
「この大学の読解問題は文章をちゃんと読めば解けるように作られています」
受験生に、過去の入試問題を分析してみせる予備校の国語講師は、問題の分かりやすさをさりげなく評価した。場所は予備校ではなく、産業能率大学自由が丘キャンパス(東京都世田谷区)だ。昨年11月17日、大学見学会の一環で開かれた入試対策講座の場だった。
大学見学会で受験生に入試問題を手ほどきする大学は今や珍しくない。だが、同大ほど、高校の教員の声を反映させて練り上げられてきた入試問題は、あまりないかもしれない。
神奈川県伊勢原市にメーンキャンパスがある同大は、1999年から毎年5月ごろ、その年に行われた4種類の一般入試問題について、英語、国語、数学、地理歴史、公民の各教科ごとに2人ずつ、地元の高校教員らを集めて批評してもらっている。
奇をてらわず、重箱の隅をつつくような問題ではなく、どの教科書にも出ている範囲で入試問題を作りたい。それなら実際に授業をしている高校の教員に意見を聞こう――。そうした考えで始まった。
産能大は、経営、情報マネジメントの2学部で、学生数約2800人の小さな大学。全入時代を迎えて、基礎学力のある学生の確保のために、良問作りにこだわっている。
(上記記事より)
この記事では産能大学が取り上げられていますが、他にも同様の取り組みを行っているところはあるかも知れませんん。
冒頭で、AOや推薦が拡大している旨をご紹介しましたが、一般入試の在り方も以前とは違ってきています。
受験機会は増え、受験スタイルや選択科目も多様化しました。大学の教員(特に教養課程の教員)は、何パターンもの入試問題を作成するために、多大な時間と労力を獲られるようになってきています。
従って
「確実に『良い学生』を選抜できる入試問題」
をいかにして効率よく作成するか、ということが、これから各大学共通の課題になってくるように思われます。
いかにして良問を作成するか。
そのために、高校教員のアドバイスを借りようというのが、上記の記事の例です。
確かに、こういうこともある程度は必要かも知れません。
というのも大学入試問題というのは、中等教育と高等教育を接続する位置にあるからです。
「大学でこういう知識が必要だから、こういうことを聞きたい」と大学側が思っても、それが中等教育までの学習内容をまったく無視したものであっては、接続になりませんよね。
その意味では、逆にあまり高校側の意見ばかりを鵜呑みにし過ぎるのも、これはこれでよくないように思います。
高校教員が「良問」と思う問題が、大学入学後の学びの基礎を問うものになっているかというと、必ずしもそうではないかもしれません。
結局、高校と大学の学習活動をうまくつなげられるよう、それぞれの内容を丁寧に見て、試行錯誤していくほかないのかな、と思います。
ただ、高校の教員というのは、大学から見れば、最も入試問題の内容を教えてはマズイ人なんじゃないか? という率直な疑問も浮かびますが、そのあたりどうなのでしょう。
(過去の関連記事)
・1割の大学が入試問題を外注 文科省「自前で作成を」(2007年07月05日)
http://www.unipro-note.net/archives/50325415.html
入試問題の作成を、企業などに外注している大学があることについて、文科省は、
外注は入試の機密性や公平性の確保の観点から社会的な疑念を招く恐れがあり好ましくないとコメントしています。
企業はダメでも、高校教員ならいいのかな。文科省の方に、ちょっとご意見を伺ってみたいところです。
なお「良問」を追求するための方法としては、他に↓こんな動きも進んでいます。
(過去の関連記事)
・全国66大学が、来春から「過去問」を共有&再利用(2007年05月18日)
http://blog.livedoor.jp/shiki01/archives/50313687.html
過去問の利用は、「良かった問題」と「悪かった問題」を区別し、前者をうまく活用していくという流れにつながります。
丁寧に取り組めば、「この問題に正答した学生は入学後も落ちこぼれていない」といったデータを解析することも可能かと思います。
(ただし、必要な知識・スキルを持ち合わせたスタッフを、この作業のために貼り付けられれば、の話ですが……。これがまた難しそうです)
これから大学の関係者は、教員も職員もだんだん、入試業務で忙しくなってきます。
そんな中、「良問って何だろう?」ということを考えながら、自校の入試問題を見てみると、何か新たな発見があるかも知れませんね。
以上、マイスターでした。
2008年01月03日
「教育再生推進委員会」はどのように機能するか
マイスターです。
安倍首相退陣時、一度は解散するかとも思われた教育再生会議。
その後、とりあえず存続するということにはなりましたが、いくつかのメディアは、政権交代前と比べて、再生会議の議論が「薄味になった」と評しているようです。
大胆な提言を行っていた安倍政権の頃と比べ、文科省のことを配慮したものになったのだとか。
(例)
■「『安倍改革』相次ぎ失速 教育再生や公務員制度首相、官僚寄り色濃く」(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/68851.html
個人的にも、確かになんだか位置づけが曖昧になった感はあったように思います。
教育再生会議の提言内容については、賛否両論いろいろあるでしょう。
ただいずれにしても、「これまでの議論は結局、どこに収束していくの? どのような生家に繋がるの?」ということが不明確なままでは、落ち着きませんよね。
そんな中、ひっそりと、↓こんな報道がなされていました。
【教育関連ニュース】-----------------------------------------
■「教育改革、官邸に新機関・再生会議の提案具体化」(NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080102AT3S2900Z31122007.html
------------------------------------------------------------
あんまり他のメディアは取り上げていないようですが、この報道、個人的にはちょっと気になりました。
教育再生会議の主要メンバーは、そのまま教育再生推進委員会の委員として再任されるのかな?
それとも、ガラッと違うメンツになるのかな?
とか、
具体化を検討するための組織ということは、文科省官僚や、いわゆる「文教族」と呼ばれる方々もメンバーに加わるのかな?
もしそうだとしたら、これまで議論してきた改革案がいわゆる「骨抜き」の状態になっちゃったりしないかな?
とか。
結構、あり得る話だなぁと思いませんか。
マイスターはとっても気になります。こうした点が、実際に法案や政策として実を結ぶまでの過程に、かなり大きな影響を与えると思うからです。
しかし、あんまりメディアはつっこんでいないようです。というか、NIKKEI NET以外、この発表を報じてすらいません。
どこかのメディアが詳しく取り上げていないかなぁ、と思って探していたら、なんと海外のメディアの記事が一番詳しく紹介してくれていました。
■「日本の公教育改革、福田首相が直接てこ入れ」(中央日報)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=94449&servcode=A00§code=A00
しかしその分、日本のメディアが言いにくいこともハッキリ言ってくれていて、わかりやすかったりします。情報も、NIKKEI NETより細かいですし。
さて、この報道によれば、新たに設立される教育再生推進委員会には、教育再生会議の委員の他、(おそらく文科省の)官僚も加わることになっているようです。
となると……
具体案の検討に際し、どこまで現状のシステムを変えるかという点で、「元・教育再生会議委員」と「文科省関係者」との間で激しい綱引きが行われることが予想されます。
(状況はちょっと違いますが、なんだか、日本道路公団民営化について議論していた「道路関係四公団民営化推進委員会」内でのバトルを、マイスターは思い出してしまいました)
というわけで、少なくとも、教育再生会議が打ち出した内容がそのまま実行に移されるということはない……ような気が、個人的には既にしています。
ある案はほぼそのままで実現し、ある案は骨抜きになりつつ実現し、ある案は実現しない……というところでしょう。
首相のリーダーシップの在り方によっては、ほとんど全部、骨抜きになるかもしれません。
さて、今後、どのように具体化のための議論が進められていくでしょうか。
まずは教育再生推進委員会のメンバー構成がどうなるか、チェックしていきましょう。
以上、マイスターでした。
安倍首相退陣時、一度は解散するかとも思われた教育再生会議。
その後、とりあえず存続するということにはなりましたが、いくつかのメディアは、政権交代前と比べて、再生会議の議論が「薄味になった」と評しているようです。
大胆な提言を行っていた安倍政権の頃と比べ、文科省のことを配慮したものになったのだとか。
(例)
■「『安倍改革』相次ぎ失速 教育再生や公務員制度首相、官僚寄り色濃く」(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/68851.html
個人的にも、確かになんだか位置づけが曖昧になった感はあったように思います。
教育再生会議の提言内容については、賛否両論いろいろあるでしょう。
ただいずれにしても、「これまでの議論は結局、どこに収束していくの? どのような生家に繋がるの?」ということが不明確なままでは、落ち着きませんよね。
そんな中、ひっそりと、↓こんな報道がなされていました。
【教育関連ニュース】-----------------------------------------
■「教育改革、官邸に新機関・再生会議の提案具体化」(NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080102AT3S2900Z31122007.html
------------------------------------------------------------
福田康夫首相は31日、官邸主導で教育改革を加速するための新組織を首相官邸に設置する方向で検討に入った。安倍晋三前首相が立ち上げた教育再生会議(野依良治座長)を引き継ぎ、同会議が打ち出した改革案を推進する母体とする。国民の関心の高い教育問題に福田政権としても重点的に取り組む体制を整える狙いだ。教育再生会議がこれまで議論・報告してきた内容を具体化する、「教育再生推進委員会」を設置する方針だとのことです。
新組織は教育再生会議が1月に最終報告をまとめるのを受け、「教育再生推進委員会」(仮称)として設置する案が有力。再生会議が打ち出した大学の9月入学の促進や社会人教員の大量採用、小学校から大学までの「6.3.3.4制」の弾力化といった改革案の具体化を検討。実現に道筋を付ける役割を担う。
(上記記事より)
あんまり他のメディアは取り上げていないようですが、この報道、個人的にはちょっと気になりました。
教育再生会議の主要メンバーは、そのまま教育再生推進委員会の委員として再任されるのかな?
それとも、ガラッと違うメンツになるのかな?
とか、
具体化を検討するための組織ということは、文科省官僚や、いわゆる「文教族」と呼ばれる方々もメンバーに加わるのかな?
もしそうだとしたら、これまで議論してきた改革案がいわゆる「骨抜き」の状態になっちゃったりしないかな?
とか。
結構、あり得る話だなぁと思いませんか。
マイスターはとっても気になります。こうした点が、実際に法案や政策として実を結ぶまでの過程に、かなり大きな影響を与えると思うからです。
しかし、あんまりメディアはつっこんでいないようです。というか、NIKKEI NET以外、この発表を報じてすらいません。
どこかのメディアが詳しく取り上げていないかなぁ、と思って探していたら、なんと海外のメディアの記事が一番詳しく紹介してくれていました。
■「日本の公教育改革、福田首相が直接てこ入れ」(中央日報)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=94449&servcode=A00§code=A00
日本経済新聞は1日、福田康夫首相が、過去2年間に渡って推進してきた教育改革案がスローガンだけで終わらず教育現場で実践できるよう、首相の直属機関として「教育再生推進委員会」を新設することにしたと報道した。この委員会は首相の諮問機関だった「教育再生会議」がこれまで提案した改革案を制度的に具体化する政府公式機構として首相の直属の内閣官房に事務局が設置される。福田首相が直接、教育改革の実務を行うという意味だ。韓国のメディアは、(ちょうど日本のメディアがアメリカのニュースを取り上げるときのように)日本の教育改革について、ほんのり期待過剰な報道をします。上記の記事も、ちょっぴりそんな感じがしないでもありません。
新組織にはこれまで改革案を出した民間専門家と、立法実務を担当する公務員を含み、積極的に制度立案を推進することになった。新機構は何より改革案を具体化する過程で必要とされる場合、政府省庁の協調を首相職権で要請できる。制度が教育現場で正しく実行されていているかを監視、指導する体制が常設化され、常時的に問題を解決していけるシステムが構築される予定だ。首相官邸関係者は「教育再生推進委員会は首相の権限に後押しされ、推進力を持つために迅速な意思決定が可能になる」と明らかにした。
(略)教育再生会議は今月中、福田首相に改革案を最終報告することにより役割が終了する。福田首相の悩みはこのような提案を制度化して具体的に推進することだった。なぜならば、歴代政権のように教育行政の実務権限を持っている文科省に改革を任せた場合、案が縮小され、却下される可能性が高いためだ。
80年代中ごろ、中曽根康弘元首相と90年代後半の小渕恵三元首相のときにも、諮問機関を通じて教育改革案を作ったが、文科省の抵抗で死文化したことがある。福田首相はこのような前轍を踏まずに、教育再生会議の改革案を制度的に具体化するために、常設機構を創設し、直接、推進するとしたのである。
(上記記事より。強調部分はマイスターによる)
しかしその分、日本のメディアが言いにくいこともハッキリ言ってくれていて、わかりやすかったりします。情報も、NIKKEI NETより細かいですし。
さて、この報道によれば、新たに設立される教育再生推進委員会には、教育再生会議の委員の他、(おそらく文科省の)官僚も加わることになっているようです。
となると……
具体案の検討に際し、どこまで現状のシステムを変えるかという点で、「元・教育再生会議委員」と「文科省関係者」との間で激しい綱引きが行われることが予想されます。
(状況はちょっと違いますが、なんだか、日本道路公団民営化について議論していた「道路関係四公団民営化推進委員会」内でのバトルを、マイスターは思い出してしまいました)
というわけで、少なくとも、教育再生会議が打ち出した内容がそのまま実行に移されるということはない……ような気が、個人的には既にしています。
ある案はほぼそのままで実現し、ある案は骨抜きになりつつ実現し、ある案は実現しない……というところでしょう。
首相のリーダーシップの在り方によっては、ほとんど全部、骨抜きになるかもしれません。
さて、今後、どのように具体化のための議論が進められていくでしょうか。
まずは教育再生推進委員会のメンバー構成がどうなるか、チェックしていきましょう。
以上、マイスターでした。
2008年01月02日
高卒認定試験の採点ミス 被害が拡大しているのは何故?
マイスターです。
年末から、この問題に関しての報道が相次いでいます。
【教育関連ニュース】-----------------------------------------
■「高認採点ミス、追加合格者は計80人 文科省が調査終了」(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/life/education/080102/edc0801021034000-n1.htm
------------------------------------------------------------
ただ、
何しろ、気持を切り替え来年に向けて再度準備を進めようと考えていたのに突然、1年早まったわけですから。
それも、センター試験実施まで半月程度しかない、このタイミング。
このミスによって大きな被害を受けた、被害者の方々が憤るのは無理のないことでしょう。
「履修逃れ」問題が発覚したとき、規程の学習内容をクリアさせていない高校のことを文科省は強く批判していました。
でもその文科省は、結果的には規程の学習内容をクリアした方々の進学を阻んでいたわけですから、同様の批判を免れ得ないと思います。
ただ、これは率直な疑問なのですが……。
大学入試センター試験と同じで、受験者は通常、正式な結果が送られてくる前に、「自己採点」をするんじゃないでしょうか?
高卒認定試験の場合、「100点中40点以上なら合格」と、基準も明確です。
「あれ、合格点は取れたはずなのに、どうして不合格になってるんだろう?」
……という疑問を、受験生の側は感じていたんではないでしょうか?
点数のズレに関する問い合わせがこの3年間に一件も無かったとは、どうもマイスターには思えないのです。
一件も無かったとしたらそれは、こういった疑問に対する明確な問い合わせ窓口が設けられていなかった場合でしょう。
■「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/index.htm
↑実際、文科省のwebサイトを見ても、高卒認定試験に関する問い合わせ窓口の案内は見つかりません。
試験の要項などは、各都道府県の教育委員会などでも配布しているようですが、そういった機関が試験に関する質問に答えてくれるとも思えません。
こうして考えると、日立製作所のプログラムだけではなく試験運営側、つまり文科省の体制にも少なからず問題があったのではないかと思えます。
中央省庁は人員も少なく、多忙だと聞いています。なるべくなら直接のお問い合わせを受けたくない、という考え方があるのかもしれません。
しかしどのような仕組みにも欠陥はあるもので、内部テストの段階では気づかないような細かな欠陥を指摘してくれるのは、実際にサービスや製品に触れるユーザーです。
日立製作所と自分達がつくったシステムを過信せず、きちんと試験に関する疑問や苦情を集約できる仕組みを整えていれば、ここまで被害は拡大しなかったのではないかと、マイスターは思います。
卒業試験や入学試験というのは、受験する側にとっては非常に大きなイベント。
絶対にミスが起きないようにしたいところです……が、しかし試験というのは問題作成から実施、採点まで人が行うものですから、ミスは完全にはなくせません。
ですからミスが起きても被害を最小限にできるよう、試験の実施者には、謙虚な姿勢が求められるように思います。
しかし実際には、試験を実施する側は「試す側」「採点する側」という意識からか、勘違いをし、しばしば傲慢な姿勢になります。その結果、問題の発見が遅くなることもあるように思われます。
今回の高卒認定試験の問題の背景にも、そんな意識がありはしなかったでしょうか。
教育に関わる我々にとって、今回の件から学ぶところは多そうです。
以上、マイスターでした。
年末から、この問題に関しての報道が相次いでいます。
【教育関連ニュース】-----------------------------------------
■「高認採点ミス、追加合格者は計80人 文科省が調査終了」(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/life/education/080102/edc0801021034000-n1.htm
------------------------------------------------------------
高校卒業程度認定試験の採点ミスで本来、大学入学資格を得られた受験生が不合格となった問題で、文部科学省は1日、平成17、18年度試験の受験生計60人を新たに合格者としたと発表した。合格漏れの被害者の特定作業は終了。既に判明している19年度分と合わせて計80人が追加合格になった。本来なら大学に進学する権利を得られるはずだった方々に、ミスとはいえ、権利を与えなかったわけですから、大変な問題です。取り返しがつきません。
この問題は、17年度に旧大検から制度変更した高認の「世界史A」のこれまでの計6回の試験で、コンピュータープログラムのミスにより、一部の選択問題が採点されなくなり合格漏れが続出したもの。同科目だけの追加合格者は、のべ2114人にのぼった。
(略)文科省では追加合格者に合格証書を発送。センター試験受験の希望者には出願期間延期などの措置を行う。
(上記記事より。強調部分はマイスターによる)
07年の第2回は計1万3313人が受験し、4819人が高卒程度の認定を受けた。新たに合格が判明した12人には28日付で合格証書を送るとともに、出願が締め切られた大学入試センター試験が受験できるよう対応する。それ以前の試験でも合格者が判明し次第、同様の方針をとる。ただし05年度分に限っては、答案が廃棄済みのため、得点状況を分析し一律加点などを検討するという。
(「高卒認定試験、05年度から採点ミス 12人追加合格」(Asahi.com)より)
問題発覚以降、受験者からは「不合格となったため、予備校に通わざるを得なくなった」といった相談も寄せられている。文科省は「まずは今春の大学受験に支障がないよう対応し、その後はこうした個別のケースへの対応も検討する」と話している。……と、可能な限りの対応はされる模様。
(「高卒認定、追加合格者80人に 文科省発表」(Asahi.com)より)
ただ、
まずは今春の大学受験に支障がないよう対応し……とありますが、今から出願を認めたとしても、やっぱり支障はあるでしょう。
何しろ、気持を切り替え来年に向けて再度準備を進めようと考えていたのに突然、1年早まったわけですから。
それも、センター試験実施まで半月程度しかない、このタイミング。
このミスによって大きな被害を受けた、被害者の方々が憤るのは無理のないことでしょう。
「履修逃れ」問題が発覚したとき、規程の学習内容をクリアさせていない高校のことを文科省は強く批判していました。
でもその文科省は、結果的には規程の学習内容をクリアした方々の進学を阻んでいたわけですから、同様の批判を免れ得ないと思います。
不具合があったのはマークシート方式の採点プログラム。大検から移行した際、世界史Aの一部の問題を自動的に採点から排除する誤った仕様となり、100点満点で、06、07年度は最大6点、05年度は最大12点の得点が反映されなくなった。この通り、原因はシステムを受注した日立製作所のミスだとのことです。
直接の原因は、採点プログラムを作成した日立製作所の作業ミス。文科省も「チェックプログラム」で採点が正しいか確認していたのに、なぜ間違いを見抜けなかったのか現在調査している。
(「高卒認定試験、05年度から採点ミス 12人追加合格」(Asahi.com)より)
ただ、これは率直な疑問なのですが……。
大学入試センター試験と同じで、受験者は通常、正式な結果が送られてくる前に、「自己採点」をするんじゃないでしょうか?
高卒認定試験の場合、「100点中40点以上なら合格」と、基準も明確です。
「あれ、合格点は取れたはずなのに、どうして不合格になってるんだろう?」
……という疑問を、受験生の側は感じていたんではないでしょうか?
点数のズレに関する問い合わせがこの3年間に一件も無かったとは、どうもマイスターには思えないのです。
一件も無かったとしたらそれは、こういった疑問に対する明確な問い合わせ窓口が設けられていなかった場合でしょう。
■「高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)」(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/index.htm
↑実際、文科省のwebサイトを見ても、高卒認定試験に関する問い合わせ窓口の案内は見つかりません。
試験の要項などは、各都道府県の教育委員会などでも配布しているようですが、そういった機関が試験に関する質問に答えてくれるとも思えません。
こうして考えると、日立製作所のプログラムだけではなく試験運営側、つまり文科省の体制にも少なからず問題があったのではないかと思えます。
文部科学省はこの年末年始に、東京・丸の内にある仮庁舎から虎ノ門の新庁舎へと引っ越す。今回のミスは、庁舎移転と時期を同じくした省全体の情報システムを変更する作業で見つかった。切り替えがなければ、さらに多くの受験生が不利益を被った可能性が高いという。……と報道にありました。
(「高卒認定試験、05年度から採点ミス 12人追加合格」(Asahi.com)より)
中央省庁は人員も少なく、多忙だと聞いています。なるべくなら直接のお問い合わせを受けたくない、という考え方があるのかもしれません。
しかしどのような仕組みにも欠陥はあるもので、内部テストの段階では気づかないような細かな欠陥を指摘してくれるのは、実際にサービスや製品に触れるユーザーです。
日立製作所と自分達がつくったシステムを過信せず、きちんと試験に関する疑問や苦情を集約できる仕組みを整えていれば、ここまで被害は拡大しなかったのではないかと、マイスターは思います。
卒業試験や入学試験というのは、受験する側にとっては非常に大きなイベント。
絶対にミスが起きないようにしたいところです……が、しかし試験というのは問題作成から実施、採点まで人が行うものですから、ミスは完全にはなくせません。
ですからミスが起きても被害を最小限にできるよう、試験の実施者には、謙虚な姿勢が求められるように思います。
しかし実際には、試験を実施する側は「試す側」「採点する側」という意識からか、勘違いをし、しばしば傲慢な姿勢になります。その結果、問題の発見が遅くなることもあるように思われます。
今回の高卒認定試験の問題の背景にも、そんな意識がありはしなかったでしょうか。
教育に関わる我々にとって、今回の件から学ぶところは多そうです。
以上、マイスターでした。
2008年01月01日
2008年 加速するか、大学間連携
あけましておめでとうございます、マイスターです。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、ここ数年、大学関連のニュースに「連携」の文字が多く見られるようになっています。
「産学連携」については、以前からその強化が社会的な課題になっていましたが、これに加えて2007年は「大学同士の連携」が目立ちました。
話題の中心となったのは、大学同士の人材交流をより活発にすることで、教育・研究機関としての競争力を高めようという動き。
特に年末、メディアで大きく取り上げられたのが、↓このニュースでした。
■「東大、京大、早慶 4大学院が連携「多様な研究機会を」」(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071226/edc0712260058000-n1.htm
■「東大・京大・早大・慶大、大学院生交流で連携」(NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071226AT1G2504G25122007.html
こういった協定では、「制度はあるけれど、非常に制約が多いため、実際にはほとんど利用されていない」というケースもしばしば見られます。
今回の4大学のケースはというと、報道によれば
・4大学の全研究科が対象。
・受け入れ先の大学は授業料などを徴収しない。
・派遣先での研究以外に授業にも参加することも想定。
・研究期間は修士課程は半年〜1年程度が原則。博士課程では2年間に延長することも。
・一度他の大学に“留学”した後に、再び別の大学で学ぶことも可能。
・指導教員は担当した他大学の院生の学位論文審査に参加できる。
……といった内容なのだとか。
少なくとも制度上は、学生の積極的な参加を可能にする仕組みになりそうです。
↓海外メディアも、さっそく取り上げていました。
■「『日本の頭脳集団』東大・京大・早・慶が大学院連合」(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/article/20071226000024
学生を引き留めたい他大学の大学院にとっては、大変なプレッシャーになりそうです。
いずれにしても今後はこういった、大学間交流の垣根を低くする動きが、盛んになりそうです。上記の東大・京大・早慶の中に加わるのか、それとも地域ごとなどに独自の連携の輪をつくるのか、大学によってやり方は異なってきそうですけれど。
「大学間で協定を結ぶことで人材交流の柔軟性を高める」というケースとしては、上記以外にも、例えば以下のような報道がありました。
■「国公立芸術大全5校が連携 教育環境充実目指す」(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007121200160&genre=G1&area=K10
■「医師養成で大学病院連携 金沢大、金沢医科大など」(北国新聞)
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20071222102.htm
■「5大学・短大と放送大 共通講義へ連携 コンソーシアム佐賀を設立」(西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/saga/20071219/20071219_004.shtml
■「島大など3大学、がん専門職養成へ連携」(山陰中央新報)
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=408901006
あくまでも上記は例。他にも、2007年だけで色々な事例が生まれたと思います。
ちなみに、(東大・京大・早慶の例と異なり)「地域ごと」のまとまりで連携している例が多いですね。学生が日常的に、気軽に大学間を移動できるようにという観点からすればこれは当然でしょう。
でも一方で、研究分野ごととか、女子大ごととか、他のつながりも色々検討してみると、また違った可能性が出てくるかも知れません。
さて、これまでの例に対し、「いっそ複数の大学の合同で、共通の教育・研究機関をつくってしまおう」という事例も今、増えてきています。
■「子供の心研究、金大に拠点 09年度に連合大学院 阪大、浜松医科大と連携」(北国新聞)
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070906101.htm
■「信州大や中央大など8校連携、理工系大学院開設へ」(NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071126AT3B2500225112007.html
■「福井大が原子力研究の連携大学・大学院構想を表明」(読売オンライン)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20071114wm01.htm
■「名工大と名市大が連携へ 院の共同設置など“全面協力”」(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007112902068187.html
上記は、最近報道された例。実際にはこちらも、他に色々な事例があります。
教職員や施設・設備など、各大学のリソースを持ち寄ることで、より質が高く、競争力のある教育研究機関を持とうというのが各大学の狙い。
現在のところ博士課程の事例が中心のようですが、教職大学院や法科大学院などの専門職大学院でも、↓取り組みが始まっています。
■「京の国私立8校が連合 教職大学院で京教大など」(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007112700087&genre=G1&area=K00
■大学院 香川大学・愛媛大学連合法務研究科
http://www.ls.kagawa-u.ac.jp/
また、今後は大学院に留まらず、↓学部の共同設置も可能になってきます。
・学部を共同設置 学位も連名で(2007年11月13日)
http://www.unipro-note.net/archives/50386791.html
こうなってくると、「名の知れた大学」を出たかどうかということはあまり意味を成さなくなってくるのかも知れません。
「何を、誰から、どのくらい、どのように学んだか。その結果、どのようなアウトプットを生み出せるようになったか」という、実質の部分でより判断されるようになってくるのかなと思います。
このように、2008年も、大学間で連携する動きが拡がっていきそうです。
ただしこういった連携を行う場合、意識しておきたいのが、責任の所在。
例えば、連携してつくった連合大学院の評判が悪かったとします。
その責任をとるのは誰でしょうか。
責任を持って、評判を上げるためにナタを振るわなければならないのは誰でしょうか。
そういった問題の改善や、品質向上のためのガバナンスをきちんと決めておかないと、連携プロジェクトは成功しないように思います。
お気を付けください。
以上、2008年度も世間が驚くような、魅力的な連携が生まれることを期待する、マイスターでした。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、ここ数年、大学関連のニュースに「連携」の文字が多く見られるようになっています。
「産学連携」については、以前からその強化が社会的な課題になっていましたが、これに加えて2007年は「大学同士の連携」が目立ちました。
話題の中心となったのは、大学同士の人材交流をより活発にすることで、教育・研究機関としての競争力を高めようという動き。
特に年末、メディアで大きく取り上げられたのが、↓このニュースでした。
■「東大、京大、早慶 4大学院が連携「多様な研究機会を」」(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071226/edc0712260058000-n1.htm
■「東大・京大・早大・慶大、大学院生交流で連携」(NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20071226AT1G2504G25122007.html
東大と京大、早稲田大、慶応大の4大学は25日、来年4月から大学院生が相互に交流して研究指導を受けられるようにする協定を締結した。院生に多様な教育・研究機会を提供し、人材育成を図るのが目的。科研費の額や各種のランキング、および受験生からの人気などにおいて、わが国の大学をリードしている国立・私立の4大学が、大学院生の相互交流を行うと発表しました。
(上記記事より)
こういった協定では、「制度はあるけれど、非常に制約が多いため、実際にはほとんど利用されていない」というケースもしばしば見られます。
今回の4大学のケースはというと、報道によれば
・4大学の全研究科が対象。
・受け入れ先の大学は授業料などを徴収しない。
・派遣先での研究以外に授業にも参加することも想定。
・研究期間は修士課程は半年〜1年程度が原則。博士課程では2年間に延長することも。
・一度他の大学に“留学”した後に、再び別の大学で学ぶことも可能。
・指導教員は担当した他大学の院生の学位論文審査に参加できる。
……といった内容なのだとか。
少なくとも制度上は、学生の積極的な参加を可能にする仕組みになりそうです。
↓海外メディアも、さっそく取り上げていました。
■「『日本の頭脳集団』東大・京大・早・慶が大学院連合」(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/article/20071226000024
東大と京大は日本を代表する2大国立大学であり、また早大と慶大も日本の2大名門私立大学で、計3万6000人(日本国内の大学院生の10%)の大学院生が在学する、いわば“日本の頭脳集団”。国内メディアは言及していませんでしたが、この4大学で、日本の大学院生の1割を占めるんですね。そう考えると、これは大きなインパクト。
(略)朝日新聞は「他大学での"武者修行(武士が各地方を巡り武芸を磨くこと)”で院生を鍛え、大学間の国際競争を勝ち抜く狙いがある」と報じた。
今回の提携は国際競争力の強化を目的とした典型的な「強者連合」で、学生の学力低下に頭を痛める日本の大学に大きな波紋を呼びそうだ。
(上記記事より)
学生を引き留めたい他大学の大学院にとっては、大変なプレッシャーになりそうです。
いずれにしても今後はこういった、大学間交流の垣根を低くする動きが、盛んになりそうです。上記の東大・京大・早慶の中に加わるのか、それとも地域ごとなどに独自の連携の輪をつくるのか、大学によってやり方は異なってきそうですけれど。
「大学間で協定を結ぶことで人材交流の柔軟性を高める」というケースとしては、上記以外にも、例えば以下のような報道がありました。
■「国公立芸術大全5校が連携 教育環境充実目指す」(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007121200160&genre=G1&area=K10
■「医師養成で大学病院連携 金沢大、金沢医科大など」(北国新聞)
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20071222102.htm
■「5大学・短大と放送大 共通講義へ連携 コンソーシアム佐賀を設立」(西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/saga/20071219/20071219_004.shtml
■「島大など3大学、がん専門職養成へ連携」(山陰中央新報)
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=408901006
あくまでも上記は例。他にも、2007年だけで色々な事例が生まれたと思います。
ちなみに、(東大・京大・早慶の例と異なり)「地域ごと」のまとまりで連携している例が多いですね。学生が日常的に、気軽に大学間を移動できるようにという観点からすればこれは当然でしょう。
でも一方で、研究分野ごととか、女子大ごととか、他のつながりも色々検討してみると、また違った可能性が出てくるかも知れません。
さて、これまでの例に対し、「いっそ複数の大学の合同で、共通の教育・研究機関をつくってしまおう」という事例も今、増えてきています。
■「子供の心研究、金大に拠点 09年度に連合大学院 阪大、浜松医科大と連携」(北国新聞)
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20070906101.htm
■「信州大や中央大など8校連携、理工系大学院開設へ」(NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071126AT3B2500225112007.html
■「福井大が原子力研究の連携大学・大学院構想を表明」(読売オンライン)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news2/20071114wm01.htm
■「名工大と名市大が連携へ 院の共同設置など“全面協力”」(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007112902068187.html
上記は、最近報道された例。実際にはこちらも、他に色々な事例があります。
教職員や施設・設備など、各大学のリソースを持ち寄ることで、より質が高く、競争力のある教育研究機関を持とうというのが各大学の狙い。
現在のところ博士課程の事例が中心のようですが、教職大学院や法科大学院などの専門職大学院でも、↓取り組みが始まっています。
■「京の国私立8校が連合 教職大学院で京教大など」(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007112700087&genre=G1&area=K00
■大学院 香川大学・愛媛大学連合法務研究科
http://www.ls.kagawa-u.ac.jp/
また、今後は大学院に留まらず、↓学部の共同設置も可能になってきます。
・学部を共同設置 学位も連名で(2007年11月13日)
http://www.unipro-note.net/archives/50386791.html
こうなってくると、「名の知れた大学」を出たかどうかということはあまり意味を成さなくなってくるのかも知れません。
「何を、誰から、どのくらい、どのように学んだか。その結果、どのようなアウトプットを生み出せるようになったか」という、実質の部分でより判断されるようになってくるのかなと思います。
このように、2008年も、大学間で連携する動きが拡がっていきそうです。
ただしこういった連携を行う場合、意識しておきたいのが、責任の所在。
例えば、連携してつくった連合大学院の評判が悪かったとします。
その責任をとるのは誰でしょうか。
責任を持って、評判を上げるためにナタを振るわなければならないのは誰でしょうか。
そういった問題の改善や、品質向上のためのガバナンスをきちんと決めておかないと、連携プロジェクトは成功しないように思います。
お気を付けください。
以上、2008年度も世間が驚くような、魅力的な連携が生まれることを期待する、マイスターでした。



